交換レンズ実写ギャラリー

ニコン1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6

Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約7.2MB / 4,608×3,072 / 1/640秒 / F5.6 / 0EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 10mm

 本レンズはいわゆる10倍ズームだ。35mm判換算で27-270mmに相当し、高倍率ズーム分野で世界最小最軽量を目指した製品である。

発売は2月。実勢価格は7万5,800円前後

 ニコンはすでに「1 NIKKOR VR 10-100mm F4.5-5.6 PD-ZOOM」という同焦点距離の電動ズームレンズをラインナップしているが、この「1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6」は電動ズームを省略したぶんコンパクトで、ワイド側がF4と明るめの設計になっている。

 このレンズは沈胴構造を採用し、格納時の全長は70.5mmと実にコンパクトだ。テレ側にズームすると最長で140mm程度となり、格納時のおよそ2倍ほどの長さになる。ただし、最大径が60.5mmと細いこともあり、ズーミングにともなう伸縮を問わず、ハンドリングしやすい。

 実写してみると、ズーム全域にわたって安定したコントラストが印象的だった。高倍率ズームは望遠域でコントラストが低下しがちだが、このレンズはしっかりとメリハリが感じられる。

 テレ側は270mm相当ということで、大きなボケに期待にしたくなる。ただし、テレ側は開放F5.6となるため、ボケ量は意外と稼ぎづらい。ボケを活かした絵がほしいときは、被写体と背景の距離を工夫する必要があるだろう。

 ワイド側は被写体によっては樽型の歪曲が気になった。ボディ側の自動ゆがみ補正を有効にして補正しておくとよいだろう。シャープネスは10倍ズームというカテゴリーを思えば申し分ないクオリティである。

 今回の撮影地は、はじめて訪れる場所だった。やはりこういうケースでは10倍ズームが頼りになる。はじめての場所はどのような被写体が待ち構えているか、予測がつきづらい。また、場所の雰囲気に呑まれて寄り切れないこともあるだろう。1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6なら広角から望遠まで1本で撮り切れるため、気後れせずに狙い通りの構図で撮影できる。ミラーレス機ならではのコンパクトさも加わり、機動力のあるパートナーになってくれるだろう。

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Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約5.7MB / 4,608×3,072 / 1/800秒 / F5.6 / 0EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 19.2mm
Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約7.6MB / 4,608×3,072 / 1/500秒 / F5.6 / -0.7EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 22.9mm
Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約6.8MB / 3,072×4,608 / 1/1000秒 / F5.6 / 0EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 27.2mm
Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約5.8MB / 3,072×4,608 / 1/2000秒 / F5.6 / -0.7EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 31.9mm
Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約5.8MB / 3,072×4,608 / 1/400秒 / F5.6 / 0EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 37mm
Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約6.8MB / 3,072×4,608 / 1/640秒 / F8 / 0EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 50mm
Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約5.4MB / 4,608×3,072 / 1/250秒 / F5.6 / -0.7EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 50mm
Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約4.7MB / 3,072×4,608 / 1/500秒 / F5.6 / 0EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 64mm
Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約5.4MB / 3,072×4,608 / 1/250秒 / F5.6 / 0EV / ISO220 / 絞り優先AE / WB:オート / 87.3mm
Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約5MB / 4,608×3,072 / 1/640秒 / F5.6 / 0EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 94.2mm
Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約5.6MB / 3,072×4,608 / 1/500秒 / F8 / 0EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 100mm
Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約6.1MB / 3,072×4,608 / 1/1250秒 / F5.6 / -0.7EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 100mm
Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約6.8MB / 4,608×3,072 / 1/640秒 / F5.6 / 0EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 100mm
Nikon 1 V2 / 1 NIKKOR VR 10-100mm F4-5.6 / 約5.1MB / 3,072×4,608 / 1/640秒 / F5.6 / -0.7EV / ISO160 / 絞り優先AE / WB:オート / 100mm

澤村徹

(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。ライター、写真家。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、ひと癖あるカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。近著は「オールドレンズ・ライフ Vol.2」(玄光社)、「オールドレンズレジェンド」(翔泳社)他。http://metalmickey.jp