交換レンズ実写ギャラリー

ニコンAF-S NIKKOR 28mm F1.8 G

D800 / AF-S NIKKOR 28mm F1.8 G / 約12MB / 4,912×7,360 / 1/640秒 / F2.2 / +1EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB:オート / 28mm

 「AF-S NIKKOR 24mm F1.4 G ED」、「AF-S NIKKOR 35mm F1.4 G」に続くナノクリスタルコート採用の広角単焦点3本目のレンズである。この焦点距離のAFニッコールは絞り環のあるDタイプしかこれまでなかったので、本レンズの登場を待ちわびていたニコンユーザーも少なくないだろう。

発売は2012年5月。実勢価格は6万3,800円前後

 ナノクリスタルコートを採用する他のGレンズ同様、鏡筒先端に金色の帯を巻く。ただし先の“ナノクリ”広角単焦点2本と異なるのは、中央部分に段差のないストレートでスリムな鏡筒で、軽量コンパクトに仕上がっていることだろう。質量については330gとそれらのほぼ半分で、D800やD600での使用では重量的な負荷は大きく感じないように思える。

 撮影した画像を見ると、開放絞りからピントの合った部分はしっかりと芯のある描写だ。しかもナノクリスタルコートを採用するレンズらしく解像感が高く繊細な印象である。このところ発売されたレンズのなかには、解像感を求めるあまりカリカリな描写のものも少なくないが、それらからすると落ち着いた品のあるものだ。

 ボケ味は、柔らかくクセのないもの。画面周辺部の描写は、カメラ側の補正機能の効果もありエッジの色つきはよく抑えられている。わずかに像の流れが見受けられるものの、大きく拡大しないかぎり気になることはないだろう。厳密に見るとタル型のディストーションの発生が少し見受けられるものの、こちらも気にならないレベルだ。

 先行して発売されたAF-S NIKKOR 24mm F1.4 G EDとAF-S NIKKOR 35mm F1.4 Gの現時点での店頭価格は、それぞれ21万円前後と17万円前後であることを考えると、リーズナブルなレンズといえる。特にこれからFXフォーマットのレンズを揃えていこうとするユーザーには魅力的だろう。もちろん他の“ナノクリ”レンズ同様、パフォーマンスも文句のないものでオススメできる1本だ。

(モデル:池田静香)

D800 / AF-S NIKKOR 28mm F1.8 G / 約17.4MB / 7,360×4,912 / 1/320秒 / F8 / -0.7EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB:オート / 28mm
D800 / AF-S NIKKOR 28mm F1.8 G / 約13.5MB / 7,360×4,912 / 1/800秒 / F8 / -0.3EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB:オート / 28mm
D800 / AF-S NIKKOR 28mm F1.8 G / 約13MB / 7,360×4,912 / 1/3,200秒 / F1.8 / 0EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB:オート / 28mm
D800 / AF-S NIKKOR 28mm F1.8 G / 約11.4MB / 7,360×4,912 / 1/160秒 / F2.8 / +0.3EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB:オート / 28mm
D800 / AF-S NIKKOR 28mm F1.8 G / 約9.5MB / 7,360×4,912 / 1/800秒 / F1.8 / +0.7EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB:オート / 28mm
D800 / AF-S NIKKOR 28mm F1.8 G / 約17.2MB / 7,360×4,912 / 1/2,500秒 / F4 / -0.3EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 28mm
D800 / AF-S NIKKOR 28mm F1.8 G / 約16.9MB / 7,360×4,912 / 1/2500秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / 絞り優先AE / WB:オート / 28mm
D800 / AF-S NIKKOR 28mm F1.8 G / 約11.2MB / 7,360×4,912 / 1/4,000秒 / F1.8 / -0.3EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB:オート / 28mm
D800 / AF-S NIKKOR 28mm F1.8 G / 約12.2MB / 4,912×7,360 / 1/200秒 / F4 / +1.3EV / ISO100 / 絞り優先AE / WB:オート / 28mm

大浦タケシ

(おおうら・たけし)1965年宮崎県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、二輪雑誌編集部、デザイン企画会社を経てフリーに。コマーシャル撮影の現場でデジタルカメラに接した経験を活かし主に写真雑誌等の記事を執筆する。プライベートでは写真を見ることも好きでギャラリー巡りは大切な日課となっている。カメラグランプリ選考委員。