デジカメドレスアップ主義
いまどきなコンパクト、RX100 IVの化け方
サイバーショットRX100 IV
Reported by澤村徹(2016/2/1 07:11)
ソニーRX100 IVは、1.0型裏面照射型CMOSセンサー、ツァイスレンズ、4K動画、有機ELファインダーなど、高性能をミニマムボディに詰めた機能集約型モデルだ。このクラスのカメラとしては突出した高性能モデルである割に、外観は大げさになることなく、全面フラットで洗練されたスタイルのカメラである。また、リコーGRやライカQと異なり、外付けファインダーやレンズフードは装着できない。さて、RX100 IVのドレスアップはどんなスタイルになるだろう。
スタイル1:ホールド感アップのボディスーツと、武骨なハンドストラップ
- ボディ:ソニー RX100 IV
- ケース:ユリシーズ RX100 IV/RX100 IIIボディスーツ(チョコレート)
- ストラップ:ホールドファスト CAMERA LEASH-LEATHER WRIST STRAP(パイソン)
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ひとつめはレザーケースとハンドストラップを組み合わせた。ユリシーズのボディスーツはRX100 IVとRX100 IIIの共用で、大きなグリップでホールド感を向上する。本ケースは側面に角カン(角型のリング)があり、ここにストラップが装着可能だ。RX100 IVはストラップの取り付けが紐式だが、本ケースなら紐式以外の取り付けにも対応できるわけだ。
そこで今回選んだのはホールドファストのカメラリーシュ-レザーリストストラップである。ホールドファストはストラップやカメラバッグなど、カメラ用アクセサリーを製造するアメリカのメーカーだ。日本製カメラアクセサリーと比べ、無骨でワイルドな製品が多い。これまで日本国内で取り扱うショップがなく、筆者も海外通販で同社のストラップを購入していた。そうした中、ネットショップのナインセレクトがホールドファストの製品を扱うようになり、今後は手軽に購入できる。
カメラリーシュ-レザーリストストラップは、バッファロー、バイソン、そしてパイソンなど、複数の革の種類をラインアップしている。ここではホールドファストのブランドイメージが伝わりやすいパイソンを選んでみた。レザーの太さと厚み、そして大きな金具が、いかにもアメリカ製といった迫力だ。
なお、ナインセレクトが取り扱っているのはホールドファストのラインアップの一部だ。銃のホルスターのように複数のカメラを携行するMoney Maker、アメリカンバイソンのレザーを贅沢に使ったMaven Strapなど、魅力的な製品がたくさんある。ナインセレクトの取り扱い製品の拡大にも期待したい。
スタイル2:貼り革&金属グリップの異素材コラボ
- ボディ:ソニー RX100 IV
- ケース:ユリシーズ レザーカメラケース クッシーノ(タイプ02/ブラウン)
- 貼り革&グリップ:LIM'S×Dignis コラボレーション METAL GRIP & LEATHER SKIN Black
貼り革キットはドレスアップアイテムとしてすでに市民権を得ているが、ここで取り上げる製品は変わりダネだ。貼り革とメタルグリップをセットにした製品である。リムズのメタルグリップとディグニスの貼り革(レザースキン)がセットになっている。革と金属という対極にある素材のコラボがおもしろい。
貼り革はイタリアンレザーのブッテロをカットし、ブラック、ネイビー、バンダイクブラウンの3色セットだ。メタルグリップはアルミ製で、ブラックとシルバーの2色展開になっている。なお、ライカQ用ケースとメタルグリップの組み合わせも両社のコラボで実現している。
ケースはユリシーズのクッシーノを合わせてみた。いわゆる速写ケースではなく、カメラを携行する際の収納ケースだ。リムズ×ディグニスのグリップを付けた状態だと、クッシーノタイプ02がジャストフィットだった。このクッシーノタイプ02は内側にバッテリー収納用のポケットを備えているが、グリップ付きのRX100 IVを入れるとスペースに余裕がなく、ポケットは使えなくなる。この点は要注意だ。
同社は大きめのクビズモもラインアップしており、富士フイルムX100シリーズやミラーレス機を収納したい場合はこちらが適しているだろう。クビズモはレンズが飛び出したカメラを考慮しており、厚みに余裕を持たせているのがアドバンテージだ。