フォトアプリガイド

BeFunkyのフォトエディタ(iOS)

特徴的なエフェクトが魅力の写真SNSアプリ

今回紹介する「BeFunkyのフォトエディタ」は、Facebookあるいは独自のアカウントを使って写真を楽しむ、画像編集型のソーシャルアプリだ。もちろん、投稿機能を使わずに単純な画像編集アプリとしても利用できる。

価格は無料。試用バージョンは4.0.3。

起動したら“始めるために写真を選択”で示された「カメラ」もしくは「アルバム」アイコンをタップして、画像データを取得しよう。

なお、画面下部には「Login with Facebook」と「or Use Your E-mail」が並び、それぞれFacebook、独自アカウントを使って本アプリにログインできる。なお、ログインしなくても、画像編集機能は利用できるので、まずは編集機能を試したい。

ちなみに、例えばFacebookアカウントでログインすると、「調べる」や「マイストリーム」といったタブにアクセスでき、本アプリを使って投稿された画像を参照できる。

画像を選ぶと、編集画面へと切り替わる。

基本的な編集機能は、画面上部のアイコンをタップして切り替えられ、画面下部には選んだ機能のツールが並ぶ。画面上部の「編集」アイコンには、「Crop」や「Rotate」など基本的な編集機能が収録される。

「Crop」では、「Free」のほか、「Square」(1:1)、「4:3」、「3:2」、「16:9」、「Golden」が利用できる。設定したあとは、「チェックマーク」部をタップして調整を確定させよう。

画面を直接スライドするか、画面下部に表示されたスライドバーを操作して自由に角度を変えられる「Straighten」。

編集画面上にマス目が表示されるので、水平・垂直が調整しやすい。

「Rotate」は90度毎の回転、上下・左右の反転が行なえる。「Rotate」「Flip Ver.」「Flip Hor.」を直接タップして回転・反転させよう。

このほか「編集」アイコンには、四隅を白くする「Matte」や四隅を暗く加工する「Vignette」、ボケを作る「Blur」などが用意されている。

特に「Matte」や「Vignette」は、エフェクトの付加と相性のよい編集機能。エフェクトメインで加工を考えているなら、積極的に使いたい機能だ。

「編集」アイコンの右には「エフェクト」アイコンがある。現バージョンでは、「LomoArt」や「Vintage 1」など34種類のエフェクトが利用できる。利用したいエフェクトサムネイルをタップして指定しよう。

エフェクトの中には、「Pop Art 1」や「Duotone 2」などかなりポップなエフェクトも収録されている。

プリセットでは数が少ないが、「want more?」(More Effects)アイコンをタップするとアプリ内課金を利用してエフェクトの追加が可能だ。

ちなみに本アプリは「Pop Art」の「1」といったようにナンバリングされているのにもかかわらず、「Pop Art 1」しか収録されていない。これは、有料版の「BeFunky Photo Editor Pro」(200円)との差別化のためだ。「BeFunky Photo Editor Pro」では、「Pop Art」の1~7まで収録されている。

アプリ内課金では、「Instant Pack」「Pop Art Pack」「Vintage Pack」など、計6種類のエフェクトパックが購入できる。

また、アプリ内課金のページから有料の「BeFunky Photo Editor Pro」のダウンロード(App Storeに移行)も行なえる。

すべての調整・加工が終わったら、画面右上の「共有」アイコンをタップして画像を保存しよう。カメラロールへの保存のほか、「BeFunky」や「Facebook」への投稿も可能だ。投稿先を指定して、「保存」をタップしよう。

無料のアプリでありながらベースが有料アプリと同じであるだけに、編集機能に優れ、プリセットのエフェクトが充実している。従って、このままで運用してもよいし、物足りなさを感じた時にエフェクトパックを購入してパワーアップさせるといった使い方が可能だ。

あるいは、エフェクトパックを購入せずに有料版に切り替えるという手もある。なお、本アプリには有料版を含め、Android版も用意されており、OSを選ばずに利用できる点も○だ。

無料アプリであるだけに、初心者でも手軽に利用できる本アプリ。画像編集の入門としても扱いやすく長く利用できるだろう。

飯塚直