フォトアプリガイド
Mpro(iOS)
オトナの為の本格派モノクロカメラアプリ
(2013/4/12 00:00)
「Mpro」は高品質なモノクロ写真を撮影できる本格派のカメラアプリです。執筆時現在、App Storeで170円でダウンロードすることができ、iOS 5.1以降のiPhone、iPod touch、iPad、iPad miniで利用可能です。
本アプリは、濃淡のトーンやフィルムタイプ、フィルター効果などの撮影設定を細かく組み合わせることで、ただモノクロ化した写真ではないオリジナリティー溢れるモノクロ写真が撮れるほか、このようなカメラアプリでは珍しい非圧縮のTIFF画像の保存が可能です。
まず、アプリを起動するとモノクロのプレビュー画面と縦位置の場合は下部に、横位置に構えている場合は右サイドにメニューアイコンが表示されます。
このメニュー画面からさまざまな設定を組み合わせてこだわりのモノクロ写真を撮ることができますので、詳しくひとつずつ見て行きましょう。
左から順に説明します。
- F:フォーカスロック
- E:露出
- 小窓:直前に撮影した画像。タップすると、Flickr、Twitter、Facebookへの投稿や、Instagramで開けます。
- 中央:シャッターボタン
- タイマー:あらかじめ設定した秒数でセルフタイマー撮影ができます。
- D:撮影データやグリッド線の表示をON/OFF
- M:詳細設定
そして詳細設定はプレビュー画面のほとんどを覆うほど!
- SELF TIMER:セルフタイマー。2秒、10秒を指定できます。
- LEVEL METER:水準器。表示のON/OFFが選べます。
- FILE:画像サイズ。非圧縮のTIFFで保存したいときはここから選択します。
- RES:解像度。8M、2M、0.7Mから選べます。
- FORMAT:4:3、3:2といった撮影フォーマットを選択。
- FLASH:LEDの発光設定。発光、強制発光以外に、常時点灯も選択できます。
- GRID:プレビュー画面にグリッドを表示してくれる機能。
- TONE:緑の枠を上に移動させるとコントラストが強く、下に移動させると弱くなります。
- FILTER:モノクロ写真用のフィルター効果。プレビュー画面で確認しながら設定できます。
- TYPE:フィルムタイプ。AXはAgfa APX 100、X4はコダックTri-X 400、F4はILFORD FP4、NPは富士フイルムのネオパン風の写りになります。
また、撮影時のプレビュー画面には「TONE」と「FILTER」のアイコンがショートカットで表示されているので、ちょっとムードを変えた写真を撮りたいときにいちいちメニューをポップアップさせなくていいのでとても便利でした。特に筆者は被写体によって「TONE」を変化させることが多かったので、これがなかったらこのアプリの楽しさは半減しちゃったかも!?
とにかく設定項目が多いので最初はビックリしてしまうかもしれませんが、効果の重ね掛けに慣れてくると、さまざまなイメージのモノクロ写真を撮ることが楽しくてハマってしまうこと間違いなしの本格派モノクロカメラアプリです!