写真展
岩永明男作品展「文化(過去+現在)=その先」
(EIZOガレリア銀座)
Reported by 本誌:河野知佳(2016/3/24 15:00)
『文化(過去+現在)=その先』展は、一言で言うと温故知新と言い表せます。
古き物と現在の物が混ざり合い新たな価値を創出する事なのですが、今回の展示タイトルを考えた時に一言では表せない思いが溢れ、方程式型タイトルとなりました。
約400年前に描かれた、長谷川等伯作、国宝「松林図屏風」を写真で再現するというコンセプトから誕生し発展した「写墨画」
中には、松林図屏風と同じサイズ(長辺3.6m強)にプリントした作品も展示予定。
現在の写真鑑賞方法の中で最も多いと思われる。モニター鑑賞。最新の4Kモニター5台を使い、これまでに進めている作品を一挙に公開。
構想発展中の作品もステイトメントと共にご覧いただけます。
日本古来の水墨画と写真の融合、制作中の複数の作品群と構想実験段階の作品。軸装された写真と最新4Kモニターでの展示。
過去と現在が混ざり合った新たな世界をお楽しみ頂ければと思います。
岩永 明男
会場・スケジュールなど
- ・会場:EIZOガレリア銀座
- ・住所:東京都中央区銀座7-3-7 ブランエスパ銀座ビル3階
- ・会期:2015年3月30日水曜日〜2015年4月9日土曜日
- ・時間:10時〜18時30分(最終日は16時まで)
- ・休館:日曜日・月曜日
- ・入場:無料
岩永明男氏トークショー「写真と掛け軸 ~掛け軸から進化した私の写墨画~」
EIZOガレリア銀座:2016年4月2日土曜日
作者プロフィール
1980年佐賀県唐津市生まれ。2012年より、写真家、宮澤正明に師事。師の写真展企画等を手伝う傍ら、国内を中心に自身の個展も数多く手掛ける。その作風は、一つに固まるのではなく自分がイメージした世界を創り出す事に重きをおく。写真というこだわりを捨てた作品は、多くの注目を集める。
【展示略歴】
富嶽(個展) ※富士山作品12点(2014年8月:東京 ドラードギャラリー)
梵寿綱展(グループ展・主催)(2014年11月:東京 ドラードギャラリー)
松林図(御苗場・グループ展)(2015年2月:横浜 パシフィコ横浜)
温故知新(個展)※掛け軸写真展16点(2015年2月:東京 渋谷のIMA)
エクスタシーン(グループ展)(2015年5月:東京 エクスビル)
東京カメラ部写真展2015(グループ展)(2015年6月:東京 渋谷ヒカリエ8階)
ドラードローマ展(グループ展)(2015年7月:イタリア ローマ)
松林図(個展)(2015年8月24日~9月4日:石川県七尾市 ギャラリーかわも)