写真展

富樫茂美写真展「ビルマの印象」

(コニカミノルタプラザ)

©Shigemi Togashi

初めてのミャンマー(ビルマ)への旅は2003年の11月。街中立ち籠める揚げ物の油臭、けたたましく鳴り響くクラクション、かび臭い安ホテル、汚れた器に入った甘いコーヒー、停電、草ぼうぼうの古い建造物、巨大な金色の仏塔。よくあるアジアの光景も、海外旅行初心者の私の五感を充分に刺激した。この旅が写真を始めるきっかけとなった。

BurmaからMyanmarそしてRepublic of the Union of Myanmar(ミャンマー連邦共和国)へと国名も国旗も変わり、どこでも政治の話ができ、スーチーさんのグッズがあちこちで売られ、若者はGパンをはき、カフェで語らう。交通渋滞の道路にはピカピカの新車。初めて訪れたときとはかなり変化した都市の環境と生活スタイル。とはいえ、まだまだ生活は楽ではない。

これからも人々や生活の変化を撮り続けていきたい。今まで出会った人たち、そしてミャンマーのすべての人たちが新しくなろうとしているこの国で、豊かな生活が送れるよう心から祈って。

(写真展情報より)

  • ・会場:コニカミノルタプラザ(ギャラリーC)
  • ・住所:東京都新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル4階(フルーツの高野4階)
  • ・会期:2014年9月20日土曜日~2014年9月29日月曜日
  • ・時間:10時30分~19時(最終日15時まで)
  • ・休館:会期中無休
  • ・入場:無料

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