写真展

小林直樹写真展「大切な瞬間」

(オリンパスギャラリー東京)

©小林 直樹

私はスナップ風に撮ることが好きです。そしてモノクロによる写真表現が好きです。

これらの写真は、たとえこの先幾年経った後でも、私の記憶から再構築されるはずのイメージです。

また、過去の記憶を呼び覚ますだけではなく、これからもあり続けるだろうという安堵の感覚に結びついています。家、食卓、近所の路地裏、故郷の港など、何気ない生活の中の一風景の中で、妻と一緒にすごし、ささやかだけれど大切と感じる瞬間を撮りました。これらは、馴染みのある場所で自分の大切な人を撮っており、私にとってかけがえのない写真です。しかしながら、これらの風景は自分以外の人でも、どこかで見たことがあり、記憶を呼び覚ます風景であるはずです。身近な場所、身近な人を撮ることは、ありきたりではありますが写真表現の基本だと思います。

派手にならず、饒舌にならず、かつまた甘くなりすぎないように、自分の目線がそのまま写真として現れることだけを意識しました。そしてその目線は、他人であっても共感できるイメージであることを目指しています。記憶と現実と、未来への確かな安堵の願いを込めて制作しました。よろしくお願いします。

出展作品数:モノクロ 約40点

(写真展情報より)

  • オリンパスギャラリー東京
  • ・住所:東京都千代田区神田小川町1-3-1 NBF小川町ビル1F
  • ・会期:2014年2月27日木曜日~2014年3月5日水曜日
  • ・時間:10時~18時(最終日15時まで)
  • ・休館:日曜日・祝日

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