写真展

「The Emerging Photography Artist 2014」

(Instyle Photography Center)

©Nami Shinjo“廻る, 2013”

ジャパン・フォトグラフィー・アート・ディーラーズ・ソサイエティー(JPADS)は、アーティストを目指す若手、新人写真家をアート写真市場に紹介するための“The Emerging Photography Artist 2014” (新進気鋭のアート写真家展)を2014年2月に開催いたします。

現在、学生やプロの若手写真家の中には多くのアーティスト志望者がいます。新人がデビューするにはまず商業ギャラリー・ディーラーに認められることが必要となります。しかし欧米と比べ日本は市場規模が小さいことから、どの専門業者も知名度の低い写真家の個展開催には消極的です。本展は、そのような状況の中で創作活動を続けている若手、新人をアート写真市場に紹介するために2012年に開始されました。2013年に開催された第2回展はアート写真を取り扱うディーラー、ギャラリスト、写真関係の教育機関の専門家、写真指導者などが、将来が有望と考える写真家15名を推薦して行なわれました。期間中約800名が来場したとともに、多くの写真家の作品が将来性に注目するコレクターらにより購入されました。また参加者の作品、キャリア、ステーツメントを掲載した限定写真展カタログはほぼ完売しました。

同展は2013年10月から11月にかけて倉敷で開催されている「倉敷フォトミュラル」 に巡回。参加者のうち7名の作品が展示されました。なお2014年度も引き続き「倉敷フォトミュラル」に巡回する予定です。

また来場者、推薦者の投票によりグランプリに選ばれた三善チヒロは、JPADSの推薦によりソウル、タイペイ、東京で行なわれた国際的フォト・フェアや各種グループ展に参加しています。

2014年の第3回展では、より幅広い専門家に新人写真家を推薦していただきました。前回同様まわりに推薦者がいない新人のために公募枠も設けています。参加写真家には、一人約2メートルの展示スペースが提供されます。作品サイズにもよりますが、一人2点から6点程度が展示予定。全展示作品数は約50〜80作品を予定しています。今回もカタログを制作するとともに、すべての作品は推薦者の責任のもとに客観的な価格が付けられ販売されます。また推薦者および来場者の投票によるグランプリ1名も選出する予定です。

(写真展情報より)

2013年度の作家推薦者は、圓井義典(東京工芸大学芸術学部)、吉田成(東京工芸大学芸術学部)、高橋周平(多摩美術大学)、百瀬俊哉(九州産業大学芸術学部)、高橋則英(日本大学芸術学部)、西垣仁美(日本大学芸術学部)、師岡清高(大阪芸術大学)、奥田基之(大阪芸術大学)、北山由紀雄(岡山県立大学)、國竹章一(東京ビジュアルアーツ)(敬称略、順不同)。

©Shun Shigematsu“LIFE-生命をつなぐ-,2013”

©Norihiko Kikuchi“世界は僕を抱きしめる,2013”

©Keisuke Tanaka“君すがら,2011”

©Yusuke Tsuchida“night works, 2013”

©SungminKim“Space behind Line, 2013”

©Eri Kuwata“共生/侵蝕,2012”

©Yuya Yabuguchi“Silhouette, 2010”

©Masanori Takahashi“I gaze,2013”

  • Instyle Photography Center
  • ・住所:東京都港区南麻布5-2-9インスタイル南麻布ビルディングB1階
  • ・会期:2014年2月18日火曜日〜2014年3月2日日曜日
  • ・時間:13時〜18時(最終日17時)
  • ・休館:2月24日月曜日

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