写真展

髙木忠智写真展「諫早〜haha naru umi〜」

(キチジョウジギャラリー)

1997年4月14日、ギロチンと呼ばれた7kmにも及ぶ274枚の鉄板は生命を育んできた有明海の膣・諫早湾を閉ざした。

テレビから流されていたギロチンの映像とレポーターの絶叫は作者の脳裏に焼き付き深く記憶された。

その数年後より長崎・佐賀・福岡を巡り、自然の恩恵を求め現在も漁を続ける漁師や丘に上がらざるを得なかった元漁師達の失われた声と、残された肥沃な干潟の痕跡を巡る旅が始まった。

アフリカ・ヨーロッパ・アジアと日本を行き来しながら現在も取材を継続中。

人間の尊厳を基盤に考えられた一貫性を備えた作品群は記録性のみならず、

過酷な状況下でも人間が生きぬく美しさも備える為、高く評価され美術館や博物館等に永久収蔵されている。

(写真展情報より)

会場・スケジュールなど

  • ・会場:キチジョウジギャラリー
  • ・住所:東京都三鷹市井の頭3-32-16セブンスターマンション105
  • ・会期:2015年1月7日水曜日〜2015年1月19日日曜日
  • ・時間:12時〜19時(最終日17時まで)
  • ・休館:火曜日

(本誌:河野知佳)