写真展告知

尾上太一写真展「北前船」

(Roonee 247 Fine Arts)

海道3000キロ江戸時代中期から明治時代にかけて、日本海には北海道と大阪・瀬戸内をむすぶ海の道がありました。この航路の主役がです。 北前船はさまざまな物品を運びました。なかでも最大の交易品は北海道産の鰊でした。

18世紀初頭から西日本で栽培が盛んになった綿・藍などの肥料として鰊は大量に運ばれ、それらの増産に大きく貢献しました。 北前船の道は物流の大動脈として農業生産および日本経済の根底をささえ、北海道開拓を牽引し、 寄港地には多くの富と文化をもたらしたのです。 時を経て、鉄道網の拡大などもろもろの要因のため明治時代の末には役割を終え、歴史の舞台から下りていきました。

このかつての海の道をたずね、北海道西海岸を出発点に、日本海沿岸の浦々を経て瀬戸内・大阪まで旅をしました。

にぎやかだった頃の遠い記憶、あの時代から連続して流れる時間を感じていただければ幸いです。

モノクロ30点

ルーニィ企画展「北前船」

会場・スケジュールなど

  • ・会場:Roonee 247 Fine Arts
  • ・住所:東京都中央区日本橋小伝馬町17-9さとうビルB館4F
  • ・会期:2017年2月7日(火)~2月19日(日)
  • ・時間:12時~19時(最終日16時まで)
  • ・休館:月曜日
  • ・入場:無料

作者プロフィール

1959年 岡山市生まれ。
精神科医師。
日本大学大学院芸術学研究科映像芸術専攻修了。

【著書(写真集)】
2010年 『北前船 鰊海道3000キロ』 響文社
2011年 『島を愛す 桃岩荘 / わが青春のユースホステル』 響文社
2016年 『島医者 礼文町船泊診療所』 響文社

【個展】
2001年 「北前の記憶~日本海ニシンロード~」 コダックフォトサロン
2005年 「島を愛す~礼文島 / 桃岩荘ユースホステルの夏~」
コダックフォトサロン *上記「北前の記憶」展とおなじテーマの「北前船」関連の写真展を、
函館市 (2002年)・礼文町 (2002年)・岡山市 (2002年)・江差町 (2003年)・加賀市 (2004年)・瀬戸内市 (2012年)・礼文町 (2014年) で開催。