写真展告知
塚原英幸写真展「向こう側の…II」
(Roonee 247 Fine Arts)
2016年12月26日 17:00
子供の頃、初めて泳げるようになった時からプールでも海でも普通に泳ぐよりも息を止めて潜るのが楽しいと思っていました。当時から空気中とは全く違う水中の光の見え方に強く惹かれていたようです。
スキューバダイビングを始めてから数年は何も持たずに潜っていたのが、ある時ひょんな事から水中ビデオを撮るようになり、やがて写真も撮ってみたくなって、まずは陸上から撮り始めた後にモノクロ写真に目覚め、水中でも自然とモノクロで撮るようになりました。南の島の海で見られるカラフルな魚、サンゴなどを綺麗に撮りたい時はもっぱらビデオ+水中ライトで撮っていて、スチルカメラで撮る時は水中でも陸上でも色ではなく光の濃淡、グラデーションに意識が集中しているようで、特に水中では常に自然光だけで撮影しています。
被写体もザトウクジラ、イルカ、ジンベエザメなどの大物や大規模な魚群などの20mmレンズでも収まり切らないものもあれば、南の島のスコールの最中に海面に打ちつける雨の波紋を海面直下から撮ったもの、或いは下からだけではなく海面の上から撮ったものもあります。
今回、約12年程の間に各地の海で、モノクロフィルムを使って撮影してきた写真20枚(予定)を展示します。海面を超えた「向こう側」の生き物達、「こちら側」である空気中から射し込んで来る光、あるいは「こちら側」から見た「向こう側」などを、古典印画技法を組み合わせたCyanotype over Platinum / Palladium Printでプリントしています。
会場・スケジュールなど
- ・会場:Roonee 247 Fine Arts
- ・住所:東京都中央区日本橋小伝馬町17-9さとうビルB館4F
- ・会期:2017年1月10日(火)~1月22日(日)
- ・時間:12時~19時(最終日16時まで)
- ・休館:月曜日
- ・入場:無料
作者プロフィール
1960年7月 東京都世田谷区生まれ。現在の本業は会社員、職種はITアーキテクト。2000年6月に初めてカメラらしいカメラを持つようになって写真の撮影を開始し、2004年からは主として水中の生物・光景、及びアフリカのサバンナの動物達を、いずれもモノクロフィルムで撮影して、ゼラチン・シルバー・プリントやサイアノタイプ、プラチナ・パラジウム・プリントで制作。「写真展を開こう」ワークショップ初回から参加。
個展歴
2005年11月「サバンナの゛ネコ゛達」ルーニィ247フォトグラフィー
2006年10月「Another World.」アートスペースモーター
2007年 4月「DUMA」cafeユイット/galleryユイット
2005年 9月「Habari Gani?」ルーニィ247フォトグラフィー
2008年 5月「泡」cafeユイット/galleryユイット
2011年12月「UPEPO ~サバンナの暑く乾いた風~」ルーニィ247フォトグラフィー
2012年 5月「Love Africa」アフリカ料理 トライブス
2013年12月「向こう側の…」ルーニィ247フォトグラフィー
ベント等展示歴
2006年1月 江古田海岸#1 江古田Flying Teapot(水中モノクロ写真+水中ビデオ)
2006年7月 江古田海岸#2 江古田Flying Teapot(水中モノクロ写真+水中ビデオ)
2007年7月 江古田サバンナ 江古田Flying Teapot(動物達のモノクロ写真+ビデオ)