イベント
シンポジウム“ 写真の使用法について ”
「現代アートと写真」「アニメ・ゲームと写真」2つの視点で考察
Reported by 本誌:河野知佳(2015/11/30 10:38)
本シンポジウムでは、2つの異なったテーマをあつかいます。第1部では、現代アートという文化領域に焦点を絞り、その文化領域の中で使われ発展してきた写真の現状を考察します。第2部では、アニメやゲームなどを軸にした、近年では10代20代を中心に、もはや「サブカルチャー」とは呼べないほどに一般化した、巨大な文化の中で使われ発展してきた写真の現状を考察します。このように第1部と第2部を連動させることで、両者の文化的共通性あるいは差異を顕在化させ、今日の日本における写真の使用法について、より重層的にとらえなおすことを期待しています。
イベント名
シンポジウム“ 写真の使用法について ”
日時
2015年12月19日土曜日13時~16時30分
会場
東京工芸大学中野キャンパス3号館3101教室
内容
13時~14時30分: 第1部「写真の使用法 Vol.1: 現代アートという場における写真」
・現代美術が写真にもたらしたもの
・「アート・フォトグラフィー」の現在
・写真の新たな使用法に向けて
・質疑応答etc
パネラー
石川卓磨(美術家、美術批評)
金村修(写真家)
沢山遼(美術批評)
司会
大嶋浩(共同研究メンバー)
15時~16時30分: 第2部「写真の使用法 Vol.2:一般化したサブカル的文化という場における写真」
1.パネラーによる現状報告と解説(60分)
・調文明氏によるアイドルを取り巻く現状概観(20分)
・岡本健氏による聖地巡礼を取り巻く現状概観(20分)
・坂口トモユキ氏によるコミケを取り巻く現状概観(20分)
2.パネラー間の意見交換および聴衆との質疑応答(30分)
パネラー
岡本健(アニメ聖地巡礼研究、観光社会学、ゾンビ学)
調文明(視覚文化論、写真批評)
坂口トモユキ(共同研究メンバー)
司会
圓井義典(共同研究メンバー)
入場
無料
併催イベント
作品展“ 写真の使用法‐新たな批評性に向けて ”
- ・会場:東京工芸大学中野キャンパス3号館1階
- ・会期:2015年12月5日土曜日~12月19日土曜日
- ・時間:10時~21時
- ・入場:無料
作品展出品作家
稲葉あみ (高橋明洋推薦)
金村修 (圓井義典推薦)
かんのさゆり (丸田直美推薦)
水津拓海 (坂口トモユキ推薦)
寺崎珠真 (小林のりお推薦)
早川祐太+高石晃+加納俊輔 (大嶋浩推薦)