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Phase One、XFカメラシステムに機能追加のアップデート

カメラの静止を待って撮影する機能など

Phase Oneは10月21日、同社XFカメラシステムのアップデートを公開した。無償で利用できる。

内容は7つのアップデートに加え、動作安定性向上を含む(以下引用)。

  • XFワンタッチUI(ユーザーインターフェース)上でのフォーカス確認
     ウエストレベルビューファインダー使用時にフォーカスの確認が可能
  • セイモグラフィック・バイブレーションディレイにより、撮影時のブレを完全に排除
  • ハイパーフォーカルポイントの設定:Capture One Proからキャリブレーションと保存が可能
  • ブルズアイ・レベルツール:電子水準器をXFワンタッチUIスクリーンに表示することで、カメラの水平を容易に確認可能
  • ヒストグラム表示:XFワンタッチUIスクリーン上で撮影画像のヒストグラムを即座に確認
  • フォーカスステップ:Capture One Proのライブプレビューから直接フォーカス調整、究極のフォーカス精度を実現
  • その他、動作安定性の向上

セイモグラフィック・バイブレーションディレイは、振動を検知してカメラが静止するまで露光を遅らせるモード。カメラブレを防ぐ。

ハイパーフォーカルポイントの設定では、各レンズで被写界深度が最大になるポイントを保存しておける機能。Capture One Proで記憶し、カメラのダイヤル操作で呼び出せる。

XFカメラシステムは、フェーズワンが6月に発表した中判カメラシステム。カメラやデジタルバックにタッチ操作を取り入れたUIを採用している。上記のカメラアップデートと同時に、Schneider Kreuznachリーフシャッターレンズに新たな3本が加わると発表された。

(本誌:鈴木誠)