シグマ、小型化・マクロ対応の「18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」


 シグマは、交換レンズ「18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM」のキヤノン用を6月29日に発売する。価格は8万4,000円。

 キヤノン用のほかにシグマ用、ソニー用(OSなし)、ニコン用、ペンタックス用(OSなし)を予定し、いずれも発売時期は未定。

18-250mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM

 約13倍のズーム比を持つデジタル専用の高倍率ズームレンズ。発売済みの「18-250mm F3.5-6.3 DC OS HSM」の光学・機構設計を見直し、コンパクト化と最短撮影距離の短縮(45cmから35cm)を実現した。最大撮影倍率は1:2.9になり、本格的なマクロ撮影まで対応可能としている。手ブレ補正機構の効果は約4段分。

 レンズ鏡筒には新複合材TSC (Thermally Stable Composite)を採用。一般的なポリカーボネートに比べて約25%高い弾性率を実現し、金属部品との親和性が高く精度の高い製品作りに貢献しているという。

 また、両面非球面レンズの採用によるレンズパワー配置の最適化やカム設計の見直しで、フィルター径を72mmから62mmに小型化した。AF駆動は超音波モーター「HSM」。

 レンズ構成は13群16枚。両面非球面レンズを含む3枚の非球面レンズを採用した。また、SLD(Special Low Dispersion、特殊低分散)ガラスの採用で色収差を良好に補正したとしている。

 7枚羽根の円形絞りを採用。外形寸法は73.5×88.6mm(最大径×全長)。重量は470g(数値はいずれもシグマ用)。花形フード(LH680-04)が付属する。

レンズ構成図


(本誌:鈴木誠)

2012/6/15 14:26