キヤノンMJ、インクカートリッジ回収に応じて復興支援金を寄付


 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は7日、回収したインクカートリッジなどの数に応じた金額を東日本大震災の被災地支援NPOに寄付すると発表した。

 これまで、使用済みトナーカートリッジの回収1本つき3円、同インクカートリッジで1円、またPPC用紙「PB PAPER」1パッケージの販売につき3円を「未来につなぐふるさとプロジェクト」の活動資金として環境NPOに寄付していた。今回、各1円ずつ増額した分を復興支援金として被災地支援NPOに寄付する。2011年は1月~12月までの総額を寄付し、2012年以降も継続するという。

 当面は、特定非営利活動法人アムダ(AMDA)、同ジャパン・プラットフォーム、同ジェン(JEN)、同難民を助ける会、同ピース ウィンズ・ジャパン、公益社団法人 日本国際民間協力会(NICCO)の6団体に向ける。ただし、今後NPOの再選定を行ない新たなプログラムを開始する。

 未来につなぐふるさとプロジェクトは、同社が実施しているステークホルダー参加型の自然再生活動。7日に特設Webサイトを開設している。

 キヤノンMJでは、社員を対象に「オンライン募金サイト」による募金を実施しているという。また、5月9日からは社員に加えてグループのパートナーや法人顧客に利用対象を広げ募金を呼びかける。この募金も被災地支援を行なうNPOに寄付する。




(本誌:武石修)

2011/4/8 16:58