ニュース

ニッシン、電波式TTLレシーバー「AirR」ソニー用を発売

複数のストロボを「Air1」からコントロール

AirRとニッシンi40装着例

ニッシンジャパンは、電波式ワイヤレスTTL「NAS」対応のレシーバー「AirR」のソニー用を5月19日に発売した。希望小売価格は税込8,640円。

本製品は、電波式非対応のクリップオンストロボを同社の電波式コマンダー「Air1」でコントロール可能にするためのレシーバーユニット(受信機)。

AirR

同社のクリップオンストロボ「Di700A」など、電波式ワイヤレスTTL「NAS」対応していない同社製クリップオンストロボに装着することで、電波式コマンダー「Air1」から一括コントロールできるようになる。

電波式ワイヤレス通信システムには2.4GHz帯(ISMバンド)を採用し、光学式が苦手とする明るい屋外や障害物の多い環境に強いという特徴がある。使用可能範囲は約30m(使用環境によって異なる)。

AirRに装着したクリップオンストロボをグループA、B、Cにセットでき、TTLオート・マニュアル・ズーム照射角調整、ハイスピードシンクロ(FP発光)や後幕シンクロなど、対応する機能がカメラと連動(最大8チャンネル)する。

ボディは、オン/オフボタン、チャンネル切替ダイヤル、グループ切替ダイヤルのみと、シンプルな構造をしている。

また、底面にはアクセサリシューと三脚固定用ネジ穴(UNC1/4-20)を備え、自立用のミニスタンドを内蔵する。

側面にはシンクロソケットを備え、スタジオ用大型ストロボなどとシンクロ可能(Air1がマニュアルモードの時のみ)。

外形寸法は約57×40×66mm。重量は64g(電池除く)。電源は単四形電池2本。

AirRソニー用を流通済みの一部のAir1ソニー用で使用するには、ファームウェアVer.2.0へのアップデートが必要。

(飯塚直)