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【CP+2016】タムロン、新SP 85mm F/1.8と90mmマクロを展示

技術展示や特殊レンズも見られる

タムロンブースでは、会期直前に発表した新SPシーズの「SP 85mm F/1.8 Di VC USD」と「SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD」の実機を展示していた。

SP 85mmは、ポートレートレンズと言われる85mmの単焦点レンズ。手ブレ補正機構を搭載するのが特徴で、これまで85mmの一眼レフ用レンズで手ブレ補正機構を搭載したレンズはなかったという。

SP 85mm F/1.8 Di VC US
SP 85mm F/1.8 Di VC USのカットモデル

「動きながら撮影することの多いポートレートで、これまで手ブレによって失敗していたカットも手ブレ補正機構で救えるのではないか」(説明員)とのこと。F1.8としては大きめに感じたが、前玉が大きく立派なレンズという印象も受ける。

一方のSP 90mmは従来モデルと光学系は同一ながら、AF速度などを向上させ使い勝手を高めた。手持ちのマクロ撮影では光軸方向に動くとピンぼけになるため、早いAFはメリットになるとする。タムロンと言えば90mmマクロとあってか、説明員によると来場者の注目度はSP 85mmよりも高いほどだそうだ。

SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USDのカットモデル

なお、同社のレンズはこれまで簡易防滴のものはあったが、SP 90mmは防塵防滴を謳っている。

新レンズのハンズオンコーナーは盛況
ハンズオンコーナーでの体験者には新SPシリーズのSP 35mmとSP 45mmによるポストカードがプレゼントされる

交換レンズをパソコンで調整する「TAP-in Console」も新製品。ケース内展示だが実物を見ることができる。

新SPシリーズに対応しており、パソコンと接続してファームウェアアップデートや、AF微調整などのカスタマイズが行える。説明員によると、今後発売するレンズも基本的には対応させていく予定とのこと。

TAP-in Console
恒例のクリーニングコーナーは待ち行列ができる人気ぶり
超望遠レンズ体験コーナーも
同社の技術をパネル展示していた
レンズエレメントなども展示
同社レンズによるギャラリーも設けてある
阿部秀之氏によるステージが行われており、超満員だった
タムロンが得意とする高倍率ズームレンズの歴代モデルもずらり
同社レンズの全ラインナップも見ることができる
産業用レンズなど普段目にする機会が無い製品も
こちらは遠赤外線レンズ

(本誌:武石修)