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【CP+】“螺鈿”入りの和風高級フィルターが登場

「純国産」を標榜するレンズフィルターのメーカー、テイストがCP+に初出展している。目玉は螺鈿(らでん)入りの高級フィルターだ。

テイスト製品の特徴のひとつは、フィルター枠を一般的なレンズ押さえリング(スプリング押さえ)ではなく、枠一体でレンズを押さえる独自の技術を採用していること。これによりフレーム幅6mmという薄型が可能になり、特殊受注という形態だと、さらなる薄型も生産可能という。

外周全体にカッティングが施されているのも、この設計があってこそ。テイスト製品の顔とも言えるピラレットフィルターもそのひとつで、それ以外にも会場には、遊び心溢れるデザインのフィルターが取り揃えられいた。

フィルターの全周にデザインが施されている
ミラーレスカメラ用レンズ向け製品に力を入れている
ピラレットフィルターの例。ピラミッド型のカッティングが特徴

その最たるものが、外周に螺鈿を散りばめたタイプ。職人が手作業で製作したもので、3万円程度で受注するという。実際に、ヨーロッパで人気があるそうだ。

これが鏡枠に螺鈿を入れたフィルター。和のテイストが面白い

そのほか、受注生産の95mm径フィルターも出品。一般店頭では見られないフィルター径の製品で、大型望遠レンズ向きという。

95mm径のプロテクトフィルター。こちらも受注生産品

(本誌:折本幸治)