ニュース

【CP+】ケンコー・トキナー、大口径標準ズーム「24-70mm F2.8」など展示

「レベリングユニット2」ほか多数の新製品

ケンコー・トキナーブースでは、発売日が決定したAPS-Cサイズ用大口径超広角レンズ「11-20mm F2.8」、発売時期が決まった大口径標準ズームレンズ「24-70mm F2.8」、光学系が一新されたテレプラス、aostaカメラバッグ、水平出しを容易に行えるレベリングユニットほかスリック新雲台などが展示されていた。

APS-Cサイズ用大口径超広角レンズ「AT-X 11-20 PRO DX」(11-20mm F2.8)は発売日が2月20日と決定した。「AT-X 116 PRO DXII」(11-16mm F2.8)の望遠端を4mm伸ばした上位機種。ニコン用とキヤノン用が発売される。定価は10万8,000円。

11-20mm F2.8は2月20日発売

35mmフルサイズ用大口径標準ズームレンズ「AT-X 24-70mm F2.8 PRO FX」は昨年も参考出品されていたもの。ニコン用は6月、キヤノン用が7月と発売時期が決定した。価格は未定。かつてのトキナー名レンズとして人気の高かった28-70mm F2.8の伝統を受け継ぐような製品にしたいという。

発売日が決定した24-70mm F2.8
シネマレンズも参考出品されている

テレコンバーター「テレプラス HD 1.4X DGX 」(定価2万4,840円)および「テレプラス HD 2X DGX」(定価3万240円)は、光学系を一新し解像力を向上させたもの。12月20日にキヤノン用(EF/EF-S)は発売されているが、ニコン用が参考出品されていた。秋を目安に発売したいとのこと。

価格は未定だが、絞りの機械式連動を行うニコンAi-Sにも対応しているためにキヤノン用よりも部品点数が多く、多少は値段が高くなるかもしれないとのこと。

ニコン用が参考展示されている「テレプラスHD 1.4X DGX」「同HD 2X DGX」
レンズベビー各製品も。円周魚眼レンズ「レンズベビー サーキュラー フィッシュアイ」、スマートフォン用の「レンズベビー モバイルレンズ LM-10」なども展示されている
メッツストロボにはガイドナンバー64でカラー液晶化された「MECABLITZ 64AF-1 digital」も
「Zéta Quint」C-PLフィルターも参考出品。37mmから82mm口径で1万5,120円から3万6,180円。発売時期は未定

スリック三脚関連製品としては、パン移動部のロック時のズレをなくした中型自由雲台「PBH-525」「同425」(いずれも5月発売予定、2万円前後)、これら自由雲台を装備したカーボン三脚「カーボンマスター824FA」(10万円前後)「同724FA」(7万円前後)、動画対応3way雲台を装備した「同723HD」(6月発売予定、7万円前後)が参考出品されていた。

また、三脚と雲台のあいだに取りつけて水平出しを容易に行えるようにするアクセサリー「レベリングユニット2」も見ることができる。角度調整幅は7.5度。6月発売予定で1万2 ,000円程度の予定という。

中型自由雲台「PBH-25」はボール精度を高めて、左右のパンずれを大幅になくした
動画対応3Way雲台「SH-737HD」も動画撮影をしやすい
三脚をよく使う人にはありがたみがわかる水平出しのアクセサリー「レベリングユニット2」

カメラバッグ製品も豊富だ。「aosta(アオスタ)」シリーズには、新ラインナップとして「OEJシリーズ」が登場。“Outdoor(アウトドア)”、“Everyday use(ふだん使い)”、 “Journey(旅行)”といった、あらゆるシーンで用いてほしいという。ターポリンとポリエステルを用いている。

カメラバッグ各種参考出品と新製品。中央が「OEJシリーズ」ショルダーとボディバッグ
ニフコ製バックル、巾着形インナー、ペットボトルを保冷しやすい工夫(ボディバッグ)など、細部にも特徴がある「OEJシリーズ」

インナーは着脱可能な巾着式。フラップ部分は反射するようになっている。メッセンジャーとボディバッグ、3Wayバッグの3種が用意される。メッセンジャーとボディバッグは2月17日発売、3Wayバッグは7月発売予定。オープンプライスだが、想定売価はメッセンジャーが6,700円前後、ボディバッグが5,700円前後、3Wayバッグは1万円程度の予定。レッド、ネイビー、イエローの3色。

ターポリン素材を溶着製法で仕上げた高い防水性能を備えた「インターセプター」シリーズにも、3wayバッグ(5月発売予定、6,700円前後)とボディバッグ(6月発売予定、7,700円前後)が加わった。黒、青、オレンジの3色。

「エクスチェンジシリーズ」ショルダーバッグの同じデザインにのポーチ「エクスチェンジポーチ」も並んでいる。秋頃発売予定で、3,100円程度になるもよう。

サイズにバリエーションを持たせた「インターセプター」シリーズ
表面に反射材を用いている
「エクスチェンジポーチ」は「エクスチェンジ」シリーズバッグと組み合わせて使うとおもしろそうだ
ケンコーが長年扱っているTamracとgura gear各バッグも
マクロレンズなどを試写できるコーナーには鉄道模型(Nゲージ)で小田急電鉄および歴代特急ロマンスカーが疾走中。初代SE車からVSE車、JR東海371系「あさぎり」まで揃っている

(秋山薫)