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【フォトキナ】富士フイルム、写真を自動で分類・整理するフォトストレージ

自分撮り“スイングカメラ”など新コンセプトの参考展示も

 フォトキナ2014の富士フイルムブースでは、既報の通りカメラ新製品のタッチ&トライが行なわれたほか、カメラ・写真に関する参考展示とデモも実施されていた。

15年分の写真を蘇らせるフォトストレージ

 開発発表のあった「Wonder Photo Box」は、“過去15年分のデジカメ写真を全て放り込んでください”というコンセプトのフォトストレージ。デジカメ時代では写真が散らばりやすく、死蔵されてしまうことも多くなりがち。そうしたデジカメ写真の再発掘とともに、同社のプリントサービスやフォトブック制作サービスにも繋げる。

Wonder Photo Boxの利用イメージ(テレビと接続)
スマートデバイスとの組み合わせ例

 同社の持つ画像分析システムにより、取り込んだ画像はすべて自動的に分類・整理される。また、フォトブックのデータも自動で生成し、実際のフォトブック注文サービスにも繋げる狙い。

取り込んだ画像は、まず全て自動分類される。あとから手動で振り分けを直すこともできる

 テレビにHDMI接続して付属のリモコンから操作できるが、連携させたスマートデバイスでも同様の画面構成のアプリが利用可能。目当てのアイコンを直接タッチしたり、ピンチ操作での拡大表示ができるため、例えばiPadからの操作はリモコン以上に万人にわかりやすそうだと感じた。

 Wonder Photo Box本体にはタブレット端末を立てられる溝があり、フォトフレームのような使い方もできそうだった。

 写真の取り込みはSDカードスロットとUSB端子から行なう。無線LAN、有線LANに対応。内蔵HDD(容量未定)に取り込んだ写真は富士フイルムのクラウドサーバーに全てがバックアップされ、本体内とクラウド上で同じ保管状態になる見込み。

 クラウドサービスの料金体系は未定。2年目以降は有料といったスタイル検討しているそうだが、プリントを注文してくれるユーザーにはずっと使い続けてもらえるような優遇措置も考えたいとしていた。

シンプル構成のリモートカメラを参考出品

 参考出品のひとつが「Swing Camera」(スイングカメラ)。スマートデバイスからのリモート操作で300度の範囲で回転できる。顔認識追尾も可能で、主に自分撮りを想定している。カメラを離れた位置に置くリモートの自分撮りこそ、遠隔でパン・チルトできるメリットがあるとしていた。

新コンセプトカメラのデモコーナー
スマートデバイスからパン・チルト操作およびレリーズが可能
SWING CAM。デザインはいろいろ
手のひらに乗る程度のサイズ
迷彩柄も展示されていた
ケース付きなど、さまざまなシーンで使われることを想定
極端に低いアングルからも撮影できるとアピール

 世間ではビデオカメラに組み合わせる電動雲台が人気を集めているといい、すでにそうした製品で同様の撮影も実現可能だが、サイズがコンパクトにまとまっている点や、多くの人が気軽に扱えることを前提とした製品である点を特徴とする。

複数台カメラのリモート撮影

 スイングカメラの近くで同様に参考展示されていたのが、最大3台までのXシリーズカメラを同時にWi-Fiリモート撮影できるという「MULTI CAMERA REMOTE」。ブースでは3台のX-T1を壁面に設置し、それぞれのライブビューが同じタブレット端末の画面上に並んでいた。将来的には上記SWING CAMとの連携にも期待したい。

複数台のリモート撮影を行なうデモ。壁面にX-T1を設置
画面右のシャッターボタンで一斉レリーズ。3画面を任意に並べ替えることもできる