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富士フイルム、大口径望遠ズームレンズ「XF 50-140mm F2.8 R LM OIS WR」

 富士フイルムは、Xマウントの大口径望遠ズームレンズ「XF 50-140mm F2.8 R LM OIS WR」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は税別17万5,000円前後の見込み。

 1月に開発発表し、2014年の発売を予告していたレンズ。35mm判換算の焦点距離は76-213mm相当。全域で開放F2.8の大口径レンズとなる。XFズームレンズのフラッグシップモデル。防塵防滴仕様で-10度の耐寒性能も備える。

 レンズ構成は16群23枚。蛍石レンズに匹敵するというスーパーED(異常分散)レンズ1枚を含む6枚のEDレンズで色収差を抑えた。また「HT-EBC」(High Transmittance Electron Beam Coating)を施し、効果的にゴーストやフレアを低減するという。

 高速AFを実現するというインナーフォーカスを採用。フォーカスレンズの軽量化とレンズ駆動部にリニアモーターを120度間隔で3つ配置する「トリプル・リニア・モーター」の搭載により、静かで高速、高精度なAFを実現した。FUJIFILM X-Pro1/X-E1/X-E2/X-T1/X-T1グラファイトシルバーでは、ファームウェアアップデートでフルタイムMFが可能。

 ズーム操作で全長が変化しないインナーズームを採用した。

 手ブレ補正機構では、ジャイロセンサーのノイズ成分を除去しブレ成分のみを取り出すアルゴリズムを開発したことで、クラス最高水準の補正効果を謳う。

 フィルター径は72mm。絞り羽根は7枚(円形)。最短撮影距離は1m。最大撮影倍率は0.06倍(広角)、0.12倍(望遠)。最大径×全長は82.9×175.9mm、重量は995g。

(本誌:武石修)