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ライカ、36mm相当の「エルマリートS f2.8/45mm ASPH.」
新レンズ対応などファームウェア更新も
Reported by 本誌:鈴木誠(2013/10/3 08:00)
ライカカメラジャパンは、ライカSシステム用レンズ「ライカ エルマリートS f2.8/45mm ASPH.」を10月に発売する。1/1,000秒のストロボ同調に対応するセントラルシャッター(CS)搭載レンズも用意する。価格は未定。また、同レンズへの対応を含む「ライカS」「ライカS2/S2-P」の最新ファームウェアを公開した。
ライカ エルマリートS f2.8/45mm ASPH.
35mm判換算約36mm相当の画角を得られる広角レンズ。異常部分分散ガラス3枚、超低分散性ガラス2枚、非球面レンズ1枚を採用する9群12枚構成。近距離画質に配慮したリアフォーカス方式とした。
最短撮影距離は0.6m。最大撮影倍率は1:10.1。最小絞りはF22。フィルター径は82mm。バヨネット式の角形レンズフードが付属する。
最大径と長さは約136×88mm(フード装着時は約163×132mm)。重量は約1,030g(CSレンズは1,110g)。
ライカS/S2/S2-P用ファームウェア
バージョン番号はライカSが2.3.0.0、ライカS2/S2-Pが1.3.0.0。変更点は次の通り(引用)。
ライカS用:FW 2.3.0.0、ライカS2/S2-P用:FW 1.3.0.0
- ライカ エルマリートS f2.8/45mm ASPH. (CS) に対応
- メニュー言語に韓国語を追加
- 日本語メニューの表記を一部見直し
- DNG圧縮時のテザー撮影動作の最適化
- シンクロ同調速度より速いシャッター速度でも、シンクロソケットからフラッシュ信号が出力されるように修正
- 電源を切ってもセルフタイマーおよびオートブラケティングの設定が維持されるように修正。また、オートブラケティングの設定をユーザープロファイルに登録できるように修正
- 背面LCDモニターの画像表示色温度をより最適化
- ライカ バリオ・エルマーS f3.5-5.6/30-90mm ASPH.でのフォーカシング動作を改善
- ユーザープロファイルの機能を修正
ライカSは、有効3,750万画素のライカプロフォーマット(45×30mm)CCDセンサーを採用する中判デジタル一眼レフカメラ。防塵防滴性能やGPS機能を備える。発売は2012年12月。