キヤノン、22年ぶりにリニューアルした「EF 35mm F2 IS USM」

~新光学系で手ブレ補正搭載

 キヤノンは、EFレンズの新モデル「EF 35mm F2 IS USM」を12月上旬に発売する。価格は8万7,150円。

 35mmフルサイズに対応する広角単焦点レンズ。「EF 35mm F2」(1990年発売)の後継モデル。新たにシャッター速度換算約4段分の手ブレ補正機構「IS」を搭載した。ISは通常撮影と流し撮り撮影を判別し、自動切り替えする。

 レンズ構成は8群10枚。最後部にガラスモールド非球面レンズを採用し、収差の低減を図った。また、レンズは位置とコーティングの最適化によりフレアやゴーストを抑制した。

 AF駆動は超音波モーター「USM」(リングUSM)になり、フルタイムMFが利用可能になった。

 絞り機構にマイクロステップ駆動制御を採用し、動画撮影時の静音化を図った。さらに動画撮影時には、リングUSMを低速駆動させて動作音を抑制する。

 8枚羽根の円形絞りを採用する。最短撮影距離は0.24m、最大撮影倍率は0.24倍。フィルター径は67mm。外寸は77.9×62.6mm(最大径×全長)、重量は335g。

 内側に植毛を施したレンズフード「EW-72」などが付属する。


(本誌:武石修)

2012/11/6 13:39