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「レンズ交換式プラモデルカメラ」を試す(組立編)

〜4時間かけて作った出来映えは如何に!?

 パワーショベルが10月20日に発売した“プラモデルカメラ”こと「LAST CAMERA」が話題になっている。こうしたプラモデルのフィルムカメラは以前から存在したが、LAST CAMERAは“レンズ交換式”であることや“光線漏れ機能”といった珍しさがある。早速デジカメWatchでも入手したのでレポートをお伝えする。

価格は4,095円。直販サイトのHeadz Shopなどで購入できる。対象年齢は14歳以上。

 LAST CAMERAは35mmフィルムを使用するコンパクトカメラ。シャッター速度と絞りは固定。レンズはプラスチックの2枚構成となっており、いわゆるトイカメラということになろう。今回は「組立編」として完成までの道のりを掲載する。後日「実写編」を掲載する予定だ。

「実写編」を公開しました(2012年11月9日)。

 同社によれば、組み立て式でレンズ交換できるのは世界初だという。セットのレンズも組み立て式で、22mmの広角レンズと45mmの標準レンズとなっている。レンズシャッターなので、フィルムが入っているうちはレンズ交換できない点に注意したい。

 LAST CAMERAはプラモデルとはいっても接着剤不要で組み立てられる。各パーツも一般的なプラモデルほど細かくないため、説明書に沿って作ればさほど難しくないと思う。プラモデルを作るのは小学生の頃以来だった筆者だが、実質4時間ほどで完成にこぎ着けた。

準備

このような箱に入って届いた 開けたところ
全てのパーツ。この段階で不足品が無いか確認しておこう 説明書はイラストもわかりやすい
パーツはさほど細かいわけでない レンズエレメントは、交換レンズとファインダーに用いる
接着剤を使わずネジ止めする 必要な道具はこの程度。ドライバーはキットに含まれている。ヤスリは1本あれば良い

前組

まずは前組としてファインダーなどから組み立てる。レンズはピンセットで端面を挟むと良い。向きに注意する
続いてバルブレバーをネジ止め ランナーからパーツを切り離すためにニッパーがあると作業が早い。切った場所はヤスリかカッターできれいに仕上げておくのがポイント
巻き戻しレバーのノブを切り離すところ。ランナーとの区別が付きにくいので、突起を切らないように気をつけたい 巻き戻しノブが完成した

22mmレンズの組立

22mmレンズのパーツ これがシャッター幕になる
ここからスプリングを使用していく。大きさが微妙に違っているので使用箇所を間違えないようにしたい レンズエレメントの入っていたケースの蓋をスプリング入れとした
スプリングをつまんで引っかけるために先の細いピンセットは必要。先端にローレットのあるピンセットだと滑らずに作業できる シャッター幕にスプリングを取り付けたところ
レンズエレメントをはめ込む前にブロアーでホコリを除去しておく レンズエレメントを取り付けたところ
レンズ枠やロック枠をネジ止めしていく
後ろにもう1枚のレンズエレメントをはめて22mmレンズは完成

45mmレンズの組立

45mmレンズのパーツ シャッターの取り付け。バネの通し方に注意
レンズエレメントを入れてレンズ押さえをはめる こちらもカバーなどをネジ止めする
45mmレンズが完成 組立中は場所を取るので、できれば広い机の上で作業したい

ボディの組立

ボディのシャーシ部分は一体形成になっている マウントを装着する
マウントを装着したところ 続いて巻き戻しノブ、巻き上げリール、スプロケットなどを装着していく
巻き上げリールを取り付けたところ 上部の歯車類も取り付けていく
先ほどのファインダーを含む部品をネジ止めする 巻き戻しノブや裏蓋ロックレバーを付けていく
フィルムカウンターのためのギアを乗せる このようにして後ろカバーを付けるのだが……
押し込めど固くて入らなかった 入らない原因は、カウンター表示板裏の出っ張りとわかり少しヤスリで削った
今度はすんなりと前カバーが嵌まった これは三脚穴になるナット。バルブ撮影ができるので三脚が使えるのはありがたい
マウントの横にシャッターレバーを装着 前カバーを装着すると全体像が見えてきた
裏蓋は2枚付き。1枚は光線漏れ機能用の穴あき(!)タイプだ 光線漏れ機能付きといいながら遮光用のモルトプレーンが付いている
モルトプレーンを貼る フィルムカメラでは裏蓋の全周にモルトプレーンを貼るのが普通だが、このカメラはヒンジ部分のみだ
裏蓋を嵌め込む 裏蓋のヒンジ部分はネジ止めのパーツで押さえてあり、2枚の裏蓋を交換して使うことができる
全てのネジは付属のドライバーで廻せる ここでシャッターを動かす部品が動作するか、巻き上げとレリーズで確認しておく。

 筆者の個体では、きつく巻き上げすぎるとレリーズできない現象が起きることがわかった。巻き上げはあまり力を入れすぎない方が良いのかもしれない。

最後にフロントパネルを装着して完成

シンプルで直線的なデザインのカメラに

 完成してみるとほどよい厚みでシャッターも押しやすい。トイカメラとしては比較的“端正”なデザインではないだろうか。

裏蓋を開けたところ アクセサリーシューもあるが、バルブレバーに干渉するので装着できるものは限られるだろう
22mmレンズ(左)と45mmレンズ(右) マウントは四角で珍しい。鏡胴を回すと左右の爪が動いてロックされる仕組み
ボディのマウントには爪が掛かる部分が左右にある
22mmレンズを装着したところ
45mmレンズを装着したところ
ファインダーはブライトフレーム入り 覗いたところ
果たしてどんな写真が撮れるのか「実写編」もお楽しみに!




(本誌:武石修)

2012/10/26 00:41