牧瀬英喜写真展 ベトナムスケッチ「黄色の街」ホイアン(福岡市美術館)


中世の姿そのまま残す世界遺産の街ホイアン。異国情緒豊かな街並と、豊かな水と緑の恵み。
その中で脈々と息づく人々、そんな出会いを温かく写しとめた撮り下ろし50数点を発表。
前回のパリモノクロ作品、パステルフォト作品に続いて、今回はパステルトーンのカラー作品でベトナム中部を表現。新しいベトナムの発見と、「日本人の記憶」を感じてみませんか。

『初めてなのに 妙に懐かしい』日本人の記憶
 初めて訪れる土地なのに、何故か、何処か、妙に懐かしい、そんな感慨を覚える、不思議な雰囲気を持つ街。これは、日本人が何かと引き換えに失ってきた、忘れてしまった、実は大事なものをこの地で思い出すから、なのだろうか。ファインダー越しに幼少の自分に出会い、遊んだり、けんかしたりした日々・・・  そんな情景を見てるような錯覚の世界、懐かしい世界。
 昔の日本の良さ「日本人の記憶」が呼び覚まされる。震災後の日本人にとって、本当に大事なものとは何なのか、問い直すきっかけにもしたいものだ。

【 宙吊り展示・大判サイズ 】
 目に飛び込んでくる作品群は宙に浮いた現地の情景、あたかもその空間に舞い降りたかのような錯覚に陥いる。スライドショー、BGM、ブログ本がより一層演出を増す。
 そして、印象的に連らなる「黄色の街」は、日本人の「記憶と郷愁」を呼び覚ます。
(プレスリリースより引用)

 ベトナム社会主義共和国総領事館と福岡市文化芸術振興財団が後援する。

  • 名称:牧瀬英喜写真展 ベトナムスケッチ「黄色の街」ホイアン
  • 会場:福岡市美術館
  • 住所:福岡市中央区大濠公園1-6
  • 会期:2012年5月2日~2012年5月6日
  • 時間:9時30分~17時30分(入館は17時まで)
  • 休館:会期中無休

(本誌:鈴木誠)

2012/4/18 19:17