オリンパス、第2四半期決算を期日に提出

〜市況悪化による特別損失を計上

 オリンパス株式会社は14日、11月14日に提出できなかった平成24年3月期第2四半期報告書を同日に提出したと発表した。12月14日は、金融商品取引法が定める提出期限。期限内の提出がない場合、東証はオリンパス株が上場廃止になるとしていた。

 また同日、市況の悪化やタイ洪水を理由とする特別損失として、約139億円の減損を行なった。映像事業やその他事業における回収可能価額が帳簿価額を下回ったため。

 加えて税金費用として、連結で約190億円、個別で約98億円を繰延税金資産から取り崩して当てた。

 四半期純利益における連結での損失は323億2,900万円。通期の修正は未定。「現時点では合理的な算定が困難なため」としている。

 第2半期の売上高は4,145億1,800万円(前年同期比0.7%減)、営業利益175億3,500万円(同21.6%減)、経常利益94億7,600万円(同50.8%減)。中間配当金は無配。期末配当は未定。




(本誌:折本幸治)

2011/12/14 18:45