ニコン、「ニコンプラザ仙台」を2012年3月に開設

〜震災復興支援の拠点に。関連プロジェクトも実施

 ニコンは16日、東日本大震災における被災地域の復興に寄与すべく「写真の力で復興支援」のスローガンを策定。関連プロジェクトの実施や、復興支援の活動拠点としてニコンプラザ仙台の開設を発表した。

 同社ではほかにも復興を継続的に記録した作品によるニコンサロンでの写真展開催、被災地の高校写真部応援キャラバン、CIPAフォトエイド基金への資金拠出などを行なうという。

中学生の撮影写真によるフォトブック制作プロジェクト

 被災地域の中学校生徒を対象に写真教室や作品選びを実施し、フォトブックを制作・寄贈する。今年度は同社がこれまでにデジタルカメラを寄贈した3校で実施。対象中学校は来年度以降拡大していくとしている。特定非営利活動法人 映像情報士協会の組織する復興支援メディア隊と連携して長期にわたり実施予定という。

ニコンプラザ仙台の開設

 写真展示やカメラの修理受付業務のほか、被災地域で活動するNPOやボランティア団体と行なう活動の報告・展示、ニコン社員のボランティア活動の拠点として活用するという。セミナーや地元の文化活動など多目的に利用できるコミュニティスペースも用意する。

 開所予定日は2012年3月上旬。所在地は宮城県仙台市青葉区中央1-3-1 AERビル29F。

(本誌:鈴木誠)

2011/11/16 19:12