キヤノン「EOSシリーズ」の生産が5,000万台を突破

〜EFレンズも10月下旬に7,000万本達成見込み

 キヤノンは18日、一眼レフカメラEOSシリーズの累計生産台数が9月に5,000万台を突破したと発表した。あわせて、EFレンズの累計生産本数が10月下旬に7,000万本を達成予定としている。

EOS5,000万台、EFレンズ7,000万本記念ロゴ歴代EOSおよびEFレンズ

 EOSシリーズは、1987年に福島工場で生産開始し。大分キヤノン、台湾キヤノンでの生産に続き、2010年から長崎キヤノンでも生産を開始した。累計生産台数は10周年の1997年に1,000万台、2003年に2,000万台を達成。デジタル一眼レフカメラの普及により生産台数が急増し、20周年の2007年に3,000万台、2010年5月に4,000万台を達成していた。

 EFレンズは、EOS用交換レンズとして1987年に宇都宮工場で生産開始。台湾キヤノン、キヤノンオプトマレーシア、大分キヤノンの4拠点で生産を行なってきた。累計生産本数は1995年に1,000万本、2001年に2,000万本、2006年に3,000万本、2008年4月に4,000万本、EOSデジタルの普及により、2009年に5,000万本、2011年1月に6,000万本を達成した。10月下旬には7,000万本を達成する見込み。

 「EOS」は「Electro Optical System」の略称で、ギリシャ神話に登場する「曙の女神」の名でもある。世界初の電子マウント方式を採用し、1987年に3月に登場した。

 EFレンズは、1987年3月にEOSシリーズとともに誕生。一眼レフカメラ用レンズとして世界初という超音波モーター「USM」、手ブレ補正機構「IS」、積層型回折光学素子「DO」、特殊コーティング「SWC」などの技術を採用してきた。2011年10月現在、66種類のラインナップを用意する(エクステンダー2機種、海外モデル3機種を含む)。

EOS5,000万台記念ロゴEFレンズ7,000万本記念ロゴ


(本誌:鈴木誠)

2011/10/18 14:40