【CP+】エプソン、プロセレクションシリーズ最新モデル「PX-5V」をアピール


 CP+2011でエプソンは、2月24日発売のA3ノビ対応インクジェットプリンター「PX-5V」をメインに紹介。写真愛好家向けに画質と機能を訴求していた。

エプソンブース主役のPX-5V

 PX-5Vは、K3インクを採用する「プロセレクション」シリーズの中核機。最小ドットサイズを2plに小径化するなど、前モデル「PX-5600」で定評ある画質をさらに向上させたという。

 機能面でもフォトブラックインクとマットブラックインクの使い分けを自動化し、同時セットを実現。インクカートリッジそのものも従来の物より大容量化するなど、PX-4000やPX-5500の頃から寄せられていた要望に応えた。カラー液晶ディスプレイの搭載もプロセレクションシリーズとしては初めての試みで、来場者の受けは大変良いという。

 会場では出力デモを盛んに行なっており、プリントでの高画質ぶりを常時アピールしている。

インクカートリッジ。フォトブラックとマットブラックを同時に挿せるインクカートリッジは従来より大容量になった
カラー液晶ディスプレイの装備も今回から

 また、EVF向け液晶パネル「ULTIMICRON」(アルティミクロン)の紹介にもスペースを割いていた。メインはXGA解像の「デジタル一眼カメラ向け」のパネル。10月に開発発表したもので、CP+2011では参考出品の扱いで展示していた。

 画面サイズは0.6型。画素ピッチは12μm×12μm。オリンパスのVF-2に採用されたSVGAタイプよりも高精細なパネルになる。

 EVFというととかく光学ファインダーより劣る物という認識が先立つが、ルーペ越しに映像を除いた来場者からは、一様に精細感に対する良い評価を得ているという。

EVF用液晶パネルの展示。ルーペを除くと表示画像を見ることができるルーペを外すとパネルが見える。サイズは0.6型
液晶パネル。解像度は1,024×768ピクセルULTIMICRONの特徴

 そのほか、A4インクジェット複合機の「EP-803A」や、キーボード付きコンパクトフォトプリンターの「E-810」など、ファミリー向けのカラリオも展示。幅広いラインナップをアピールしていた。

ファミリー向けのカラリオシリーズももちろん展示


(本誌:折本幸治)

2011/2/11 00:00