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キヤノン、デジカメ世界シェアは8年連続トップに

〜来期はデジタル一眼レフカメラ2桁の増産へ

 キヤノン株式会社は27日、2010年12月期(2010年1月1日〜2010年12月31日)の連結業績を発表した。

 売上高は3兆7,609億100万円(前年比15.5%増、以下同)、営業利益は3,875億5,200万円(78.6%増)、純利益は2,466億300万円(87.3%増)。大幅な円高の影響を受けるも、デジタル一眼レフカメラなどが好調で増収増益となった。

 デジタルカメラを含むコンシューマービジネスユニットは、売上高1兆3,913億円(6.9%増)、営業利益2,381億円(29.7%増)。「EOS 60D」、「EOS 7D」、「EOS 5D Mark II」、「EOS Kiss X4」、「EOS Kiss X3」などのデジタル一眼レフカメラを中心に大きく販売数量を伸ばした。2010年9月には、デジタル一眼レフカメラの月間販売台数が過去最大を記録した。コンパクトデジタルカメラも新興国市場を中心に引き続き堅調に推移した。

EOS 60D

 販売台数はデジタル一眼レフカメラが590万台(34%増)、コンパクトデジタルカメラが2,100万台(6.6%増)だった。来期はそれぞれ700万台(18.6%増)、2,300万台(9.5%増)を見込む。2010年は、デジタル一眼レフカメラ、コンパクトデジタルカメラともに世界シェアトップだったとしている。

 同社では来期のデジタルカメラ市場をデジタル一眼レフカメラが1,250万台(23%増)、コンパクトデジタルカメラが1億1,000万台(5%増)とみている。

 なおデジタルカメラ全体におけるデジタル一眼レフカメラの構成比は、金額ベースで65%、台数ベースで22%だった。来期はそれぞれ69%、23%と予想する。

 インクジェットプリンターは市況の回復により特にアジア地域での販売が好調だったという。台数も前期比でプラスになった。

 オフィスビジネスユニットは売上高1兆9,933億円(20.8%増)、営業利益2,933億円(27.9%)。オフィス機器の需要回復で、カラーおよびモノクロのネットワーク複合機が販売を伸ばした。レーザープリンターも前期から大幅に回復した。

 産業機器その他ビジネスユニットは売上高4,330億円(20.9%)、営業損失98億円(前期は759億円の損失)。液晶や半導体の露光装置で販売が回復したほか、半導体関連を中心としたグループ会社の自主事業が好調だった。

 2011年通期は、売上高4兆1,000億円(10.6%増)、営業利益4,700億円(21.3%増)、純利益3,100億円(25.7%)といずれも前回発表(2010年10月27日)から上方修正した。先進国の景気先行きには依然不安要素があるとしながらも、中国やインドなど新興国の著しい経済成長による販売増を想定した。

 来期の想定平均為替レートについては米ドルが85円(当期は87.40円)、ユーロが110円(同114.97円)とした。




(本誌:武石修)

2011/1/28 14:26