【フォトキナ】GE、DLPプロジェクター内蔵のデジカメを出品


 ジェネラルエレクトリック(GE)ブランドのデジタルカメラを展開しているジェネラルイメージング(GI)ブースでは、同社初の小型プロジェクター内蔵デジタルカメラ「PJ1」を出品した。価格は未定。ドイツでは2011年2月に発売する。国内でも発売の予定があるという。

GEブース

 小型プロジェクターを内蔵し、撮影した静止画や動画をスクリーンに投影できるコンパクトデジタルカメラ。プロジェクターにテキサスインスツルメンツのDLP方式を採用したとのことで、高コントラストや高い色再現性を謳っている。

PJ1
上面にプロジェクターのフォーカス調整用スライドスイッチを備えるプロジェクターをONにしたところ。ストロボ下部から光を出す

 プロジェクターはカメラの前面から投射する。コントラストは300:1で、明るさは15 ANSIルーメン。投影サイズは5〜70インチ。投影距離は20cm〜2.5m。解像度は640×360ピクセル。フル充電のバッテリーで約70分の投影が可能という。PCとUSBで接続することで、PCの画面を投影することもできる。本体正面にプロジェクターのフォーカスを調整するスライドスイッチを備えている。

暗室中で実際にPJ1で投影した映像手前のPCと接続したところ。プレゼンテーションのアイテムとしても利用できるとする

 撮像素子は1/2.33型有効1,410万画素CCD、35mm判換算の焦点距離約28〜196mmの7倍ズームレンズ、約23万ドットの3型液晶モニターなどを搭載する。光学式手ブレ補正機能も利用できる。動画は1,280×720ピクセル、30fps。感度は最大ISO1600。

 記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。電源はリチウムイオン充電池。本体サイズは108×64.5×21.2mm。本体のみの重量は163g。




(本誌:武石修)

2010/9/24 16:07