富士フイルム、3Dプリントシステムの本格販売を開始


DPR-1

 富士フイルムは、3Dプリントシステム「DPR-1」を21日に発売する。価格は173万2,500円。3Dプリンターと画像処理ソフトからなり、システムの稼働には別途PCが必要。ソフトの対応OSはWindows XP/7。

 昇華型熱転写方式で3D画像を専用のレンチキュラーシートに直接プリントする方式を採用した3Dプリントシステム。2月の発表当初、プリント製造拠点、観光地、テーマパーク、イベント会場、レジャー施設などへの設置を見込んでいた。その後、4月に東京・多摩のサンリオピューロランド、7月にユニバーサル・スタジオ・シンガポールがそれぞれ先行導入している。

 専用レンチキュラーシートと専用インクリボンはセットで販売する。6×9インチ400枚入りの「S69-DPR400」、5×7インチ500枚入りの「S57-DPR500」、4×6インチ500枚入りの「S46-DPR500」、6×4インチ800枚入りの「S64-DPR800」をラインナップ。

 価格はオープンプライス。実売価格の目安は、S69-DPR400が12万8,000円前後、S57-DPR500およびS46-DPR500が9万5,000円前後、S64-DPR80015万2,000円前後の見込み。なお、用紙サイズはシステム導入時に選択し、導入後の用紙サイズ変更はサービスによる設定と調整を必要とする。消耗材料の補充はユーザーが行なえる。

 プリント速度は約155秒(5×7インチの場合)。本体サイズは45.1×41.5×90.4cm。重量は約48kg。



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2010/9/14 13:10