富士フイルム3Dプリントシステムがユニバーサル・スタジオ・シンガポールで稼働
富士フイルムは1日、3Dプリントシステムの海外1号機をシンガポール・セントーサ島の「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」で稼働を開始したと発表した。
FUJIFILM 3Dプリントシステム | 3Dプリント出来上がりイメージ |
3D映像が世界規模で話題になっていることから、テーマパークにおいても3Dプリントでの記念写真サービスが注目され、導入が決定したとしている。
稼働形態は、ユニバーサル・スタジオ・シンガポール内の写真スタジオ「ダークルーム」において、被写体を3D撮影し、キャラクターを使ったテンプレートと合成の上、3Dプリントとしてその場で提供する。国内ではサンリオピューロランドが4月に導入済み。
3Dプリントシステムは、専用のレンチキュラーシートに、熱昇華型方式で直接プリントするダイレクトプリント方式を採用。レンチキュラーシートに直接高精度にプリントするため、簡単・スピーディーな製作が可能という。
なお、同社の現地法人FUJIFILM Singaporeは、統合型リゾート施設「リゾート・ワールド・セントーサ」とオフィシャルイメージングパートナー契約を締結し、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールを中心に、スタジオフォトやライドフォト(乗客がアトラクションに乗っている様子を固定カメラで撮影した写真)などのサービスを提供するとしている。
2010/7/1 13:45