オリンパスギャラリー、小山浩司写真展「遊牧家族」


(c)小山浩司

 オリンパスプラザは、小山浩司写真展「遊牧家族」を東京と大阪のオリンパスプラザで開催する。

 中国の西、四川省のはずれには、昔からチベットの民たちが遊牧生活を送る高原地帯があります。この地域に住む遊牧民の暮らしを捉えた写真群です。

 標高約4,000メートル、極寒期にはマイナス30度にもなる、高原地帯を1年中、テント一つで移動生活を続けていく彼らの生活は、決して楽なものではありませんが、東京で生まれ育った私にとっては、生命をリアルに感じることができる場所でした。

 彼らの生活の中心となるのは、今も昔も家畜を養うことです。ヤク一頭とってみても、毛はテントや毛布、乳はミルク、糞は燃料、そして最終的には肉となり彼らの暮らしを支えています。丹精込めて、育てたものを、決してたくさんではなく、少しずつ自分たちの暮らしに還元していく彼らの生活スタイルは、シンプルだからこそ現代に残る究極のエコライフであるかのように魅力的にうつります。(写真展資料より)

  • 名称:小山浩司写真展「遊牧家族」
  • 会場:オリンパスプラザ東京
  • 住所:東京都千代田区神田小川町1-3-1 NBF小川町ビル
  • 会期:2010年7月22日~2010年7月28日
  • 開館時間:10時~18時(最終日は15時まで)
  • 休館日:日曜、祝日
  • 名称:小山浩司写真展「遊牧家族」
  • 会場:オリンパスプラザ大阪
  • 住所:大阪市西区阿波座1-6-1 MID西本町ビル
  • 会期:2010年8月19日~2010年9月1日
  • 開館時間:10時~18時(最終日は15時まで)
  • 休館日:日曜、祝日

(本誌:武石修)

2010/7/7 14:48