「Eye-Fi X2」ファームウェアと「Eye-Fi Center」最新版が公開
Eye-Fi X2の最上位モデル「Eye-Fi Pro X2」 |
アイファイジャパンは9日、無線LAN内蔵メモリーカード「Eye-Fi X2」の最新ファームウェアを公開した。バージョン番号はVer.4.2001。
ファームウェアのアップデートはEye-FiカードをPCに接続し、管理ソフト「Eye-Fi Center」の指示に従って行なう。更新内容は次の通り。
- DeviceScape社の技術により、公衆無線LANの自動ログイン機能が利用可能になった。現時点では「FON」などWEPキーのないプロバイダにのみ対応
- ソニー製カメラで撮影した「MP_ROOT」フォルダ内の動画をアップロードの対象とした
- 「選択共有」機能で選択した画像をほかの画像より優先して送信する機能を追加した
- アドホックネットワークが圏内に存在する場合、ほかのネットワークより優先的に接続するよう改善した
- Eye-Fi連動機能搭載のカメラで転送完了のアイコンが表示できない問題を修正した
なお、Eye-Fi X2カードのファームウェアVer.4.1012を使用していると、ファームウェアのアップデートに成功した場合でも「失敗しました」というメッセージが表示されることがある。Eye-fiカードを一度PCから取り外して再度挿入し、アップデートを促すメッセージが表示されなければアップデートは正しく行なわれている。
また、Eye-Fi Centerの最新版も9日に公開した。バージョン番号はVer.3.1.9.0。Webサイトからダウンロードできる。更新内容は次の通り。
- DeviceScape社の技術により、公衆無線LANの自動ログイン機能が利用可能になった。現時点では「FON」などWEPキーのないプロバイダにのみ対応
- PCにだけ転送した画像も大きなプレビューを利用できるようになった
- 便利な使い方のヒントを表示するようになった
- ソフトを終了しなくても、複数のカードを連続して同じアカウントに登録できるようになった
- アカウント設定をメニュバーに表示するようにした
- 「+」、「-」のキーボードショートカットを使ってトレイに画像を追加できるようにした
- ソフトウェアのメモリー使用を改善した
- カレンダー表示での不具合を修正した
Eye-Fi X2は、無線LAN対応のワイヤレスチップを搭載するSDタイプのメモリーカード。新たに公衆無線LAN接続やアドホック接続にも対応するモデルを用意した。新機能のすべてを利用できる最上位モデル「Eye-Fi Pro X2」の実勢価格は1万5,800円前後。 発売は5月20日。
Eye-Fi Centerは、Eye-Fiカードの転送ファイルやPC内の画像を別のサービスに再送信する機能を利用できる管理ツール。Eye-Fi X2以前のEye-Fiカードユーザーに対しても無償配布する。
2010/6/14 13:20