新宿ニコンサロン、藤井宏昭写真展「とおりゃんせ II」


(c)藤井宏昭

 新宿ニコンサロンは、藤井宏昭写真展「とおりゃんせ II」を6月8日より開催する。

 作者は、定年退職後数年を過ぎたころから両手の指がしびれはじめ、箸を使うのもやっとで、字も書けなくなり、頸椎での神経圧迫を和らげる手術を受けた。

 病室で65歳を迎え、術後、症状は日常生活に支障ないほどまでに回復したが、人工骨の入った首で支える頭が重だるい。

 童謡「とおりゃんせ」に歌われるように、「帰り」はこわい。年金や、医療制度などが後退していくような福祉政策に、健康不安が付きまとう。これからますます老いていく“帰りの人生”が本当にこわい。またしびれが始まり、症状は進行している。モノクロ35点。(写真展資料より)

  • 名称:藤井宏昭写真展「とおりゃんせ II」
  • 会場:ニコンサロンbis新宿
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階
  • 会期:2010年6月8日~2010年6月14日
  • 開館時間:10時~19時(最終日は16時)
  • 休館日:会期中無休
  • 入場料:無料

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2010/5/21 12:12