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リコー、GXR用高倍率ユニット「RICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VC」

〜初のカメラユニットキットも実売5万円で用意

 リコーは、ユニット交換式デジタルカメラ「GXR」用の新カメラユニット「RICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VC」を6月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後の見込み。

RICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VC

 また、GXRとRICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VCをセットにしたキット「GXR+P10 KIT」も6月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円前後の見込み。GXRのカメラユニットキットは初めて。個別に購入するより割安になる。

 同社が2月23日に開発発表した「RICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VC」(仮称)が正式発表となったもの。GXR用カメラユニットとしては、GXRと同時発売の「GR LENS A12 50mm F2.5 Macro」と「RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VC」に続く第3弾となる。CP+にも参考出品していたカメラユニットで、GXRの発表当初から「望遠端が300mm程度の高倍率ズームレンズと高速CMOSセンサーからなる新カメラユニット」として投入を明らかにしていた。これまでのカメラユニットと異なり、鏡胴部分がテーパー状になっている。

 1/2.3型の裏面照射型CMOSセンサーに10.7倍の高倍率ズームレンズを搭載したカメラユニットで、撮像素子とレンズの組み合わせは同社のコンパクトデジタルカメラ「CX3」と同等になっている。絵作りはGXR共通のテイストになっておりCX3とは異なるという。また、CX3には無かったRAW撮影機能(DNG形式)やフルプレススナップ機能などを新たに盛り込んだ。

GXRに装着したところ(以下同)
同電源ON時

 撮像素子は1/2.3型有効1,000万画の素裏面照射型CMOSセンサーで、CX3と同じものを採用している。型番の「P10」のうち、“P”はセンサーサイズが1/2.3型で有ることを示す。また、“10”は有効1,000万画素であることを表している。画像処理エンジンは「Smooth Imaging Engine IV」を採用。ノイズリダクションにはCX3と同じく「MAX」も選択できる。

 最大記録解像度は3,648×2,763ピクセル。アスペクト比は4:3のほか、16:9、3:2、1:1に設定できる。手ブレ補正はセンサーシフト式。感度はISO100〜3200。CX3では不可能な絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル露出での撮影に対応する。絞り優先モードはNDフィルター併用式になる。最大1,280×720ピクセル、30fpsのAVI(Motion JPEG)動画も撮影可能。

 CX3と同様に、「ダイナミックレンジダブルショット」、「マルチパターンオートホワイトバランス」も利用可能。なおCX3にあったシーンモードのうち、「ペットモード」(猫顔検出機能)、「ミニチュアライズ」、「夜景ポートレート」、「ハイコントラスト白黒」などの搭載は見送った。

 レンズは35mm判換算の焦点距離28〜300mm、F3.5-5.6の10.7倍ズーム。レンズ構成は非球面レンズ4枚を含む7群10枚。CX3がレンズエレメントの一部をスライドさせて収納するリトラクト式を採用するのに対して、RICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VCはストレート沈胴方式を採用している。最短撮影距離は広角端で約30cm、望遠端で約150cm。マクロ時は広角端で1cm、望遠端で27cmまで接近できる。本ユニットの前面下部の膨らみ部分はズーム機構を収めている。RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VCで利用できた自動開閉式キャップ「LC-2」(1,680円)を装着可能。なお、鏡胴リングの着脱ボタンは省略している。

 連写速度はRAWで5コマ/秒。シャッターボタンを離す直前の連続画像を記録できる「M連写プラス」も搭載するほか、VGAサイズで120コマ/秒(1秒間)または60コマ/秒(2秒間)の高速連写も可能。フルプレススナップはシャッターボタンを一気に押すとAF動作をスキップし即座に撮影できる機能で、あらかじめフォーカス距離を選択できる。

 サイズは68.7×44×57.9mm。重量はカメラユニットのみが約160g、GXR装着時が約367g(バッテリーと記録メディアを含む)。CIPA準拠の撮影可能枚数は約440枚。オプションのソフトケース「SC-55L」(8,820円)も用意する。


自動開閉式キャップ「LC-2」を装着したところ

 GXRは、リコーが2009年12月に発売したユニット交換式デジタルカメラ。対応する交換ユニットシステムのベースボディとなる製品で、バッテリー、液晶モニター、内蔵ストロボ、SDHC/SDメモリーカードスロットなどからなる。撮影には撮像素子、レンズ、画像処理エンジンを一体化したカメラユニットを付け替えて撮影する。レンズとセンサーのマッチングが図れるほか、撮像素子へのゴミ付着が起きないとしている。


(本誌:武石修)

2010/5/7 15:00