ニコン、ズーム全域F4の「AF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED VR」


 ニコンは、ズーム全域で開放F4の交換レンズ「AF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED VR」を2月26日に発売する。価格は16万1,700円。

AF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED VR

 35mm判のイメージサークルに対応するニコンFXフォーマット向けの広角ズームレンズ。ズーム全域で開放F値4固定の製品は、現行ニコン製品のFX対応広角〜標準ズームレンズで唯一の存在となる。全域F2.8のAF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G EDより小型軽量で、かつ低価格を実現した。ターゲットユーザーはプロおよびハイアマチュア。

 APS-Cサイズ相当のイメージサークルを持つDXフォーマットのボディでも使用可能。その場合、焦点距離24〜52.5mm相当の画角が得られる。

 手ブレ補正機構として「VR II」を内蔵。補正効果は約4段分という。「超広角ズームとしては手ブレ補正機構搭載は世界初」としている。

 レンズ構成は、EDレンズ2枚、非球面レンズ3枚を含む12群17枚。ナノクリスタルコートも採用した。

 AF駆動用に超音波モーターのSWMを搭載。フォーカスモードとして、AF後のMF操作が可能なM/Aモードも利用できる。

 最短撮影距離は0.28m、最大撮影倍率は0.25倍。9枚羽根の円形絞りを採用している。

 フィルター径は77mm。本体サイズは82.5×125mm(最大径×全長)、重量は680g。

【2010年2月9日】「F4固定は唯一」との表現について細くするとともに、正しい内容に改めました。
 


(本誌:折本幸治)

2010/2/9 13:36