ソニー、SDHC・広角25mmの「DSC-TX7」を海外発表

~AVCHDやTransferJetにも対応

DSC-TX7。左からシルバー、ブルー、レッド

 ソニーは6日(現地時間)、コンパクトデジタルカメラ「Cyber-shot DSC-TX7」を1月に発売すると海外で発表した。価格は未定。カラーはブルー、レッド、シルバー。7日よりラスベガスで開催する「2010 International CES」に出品する。

 1/2.4型1,020万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載するコンパクトデジタルカメラ。「サイバーショットDSC-TX1」の後継機種と見られる。

 サイバーショット初となるAVCHD準拠の動画機能を搭載し、最大1,920×1,080ピクセル(59.94i)の撮影が可能。前面にステレオマイクを内蔵している。


DSC-TX7(レッド)DSC-TX7(シルバー)
上面部液晶ディスプレイ

 レンズは引き続き屈曲光学系のカールツァイス・バリオテッサーだが、35mm判換算で焦点距離25~100mm相当、開放F3.5-4.6の光学4倍ズームに広角化。撮影距離はマクロ時で1cmから。光学式手ブレ補正を搭載する。連写はフル画素で秒10コマ。

 新たに「Intelligent Sweep Panorama」を搭載。一部のサイバーショットに搭載するパノラマ撮影機能「スイングパノラマ」に、顔や動体を検出して繋ぎ合わせる画像の幅を変える機能が追加された。

 6枚の画像を連写合成する「Handheld Twilight」(手持ち夜景)を引き続き搭載し、新たに「Anti-Motion Blur Mode」を搭載。風景以外の暗いシーンにおいて、6枚の連写合成により被写体ブレのない画像を撮影できるとしている。

 また、「Backlight Correction HDR」も新たに搭載。2枚の連写合成により逆光補正を行なう。

 記録メディアはメモリースティックデュオおよびSDHC/SDメモリーカード。TransferJet対応のメモリースティックを利用することで、近接無線通信にも対応。対応機器同士を触れることで画像転送を行なえる。TransferJetは3cm以内の近接距離で無線伝送を行なう技術で、2008 International CESに出品していた。コンソーシアムにはデジタルカメラや携帯電話などの関連企業18社が参加している。転送速度は最高560Mbps、実効375Mbps。

 液晶ディスプレイは3.5型92万ドットのXtra Fine TruBlackを採用。撮影可能枚数は230枚。HDMI端子を備える。

 本体サイズは97.8×17.5×59.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は本体のみ133g、撮影時重量149g。

インテリジェントパンチルターに対応している模様。SONYロゴ手前のボタンもしくはインジケーターに関しては不明

【2010年1月9日】誤って表記したレンズの開放F値「F3.5〜6.3」を正しい「F3.5〜4.6」に改めました。

(本誌:鈴木誠)

2010/1/7 14:11