「プレミアム・インセンティブショー」にデジタルフォトフレームの展示多数


 販促業界の見本市「第40回インターナショナル プレミアム・インセンティブショー」が14日、東京ビッグサイト東2、3ホールで開幕した。会期は16日まで。開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。一般参加は受け付けておらず、入場には登録が必要となる。

 プレミアム・インセンティブショーは、販促に用いるノベルティグッズやプレミアムグッズのベースとなる製品の見本市で、今年の出展者数は251社。来場者数は3日間で6万5,000人を見込む。昨年の来場者数は6万1,941人。

 本誌では、デジタルカメラ関連、特に贈答品としても人気の高いデジタルフォトフレームを中心にレポートする。

 なおデジタルフォトフレームを扱うアプライドの営業担当者によると、デジタルフォトフレームは店頭で電子POPとして使用するケースも多いという。業務用モニターと比べて耐久性は劣るものの、安価で同様の機能を持つためだ。簡易なデジタルサイネージ機器としても注目が高まっているとのことだ。

ドリームメーカー、3D対応デジタルフォトフレームを参考出品

 ドリームメーカーは、3Dおよび2Dの静止画と動画再生に対応するデジタルフォトフレームを参考出品。7型の液晶ディスプレイを搭載し、2Dは800×400ピクセルの表示を行なえる。バリアー方式を採用し、裸眼で3D効果を得られる。発売時期や価格については未定とのこと。

 また、近日発売予定という「PT001」を展示。3.5型320×240ピクセルの液晶ディスプレイを搭載し静止画の再生が可能。SDHC/SDメモリーカード、MMCに対応したスロットを備え、4MBの内蔵メモリーを持つ。電源はACアダプターとUSBに対応。カラーは4色ラインナップする。

 ほかにも発売済みの製品を展示していた。10.4型800×600ピクセルの「DMF104W43」、8型800×600ピクセルの「DMF080W43」、7型ワイドで800×480ピクセルの「DMF070WB」はいずれも8月発売で、美肌補正機能が特徴。壁掛けに対応し、15型1,024×768ピクセルの「DMF150WA」、薄型で7型800×600ピクセルの「DMF070W43」も展示していた。

3Dデジタル写真たて。3D動画を再生していた近日発売のPT001。写真のホワイトとブルーのほかにピンクとグリーンを用意する
DMF104W43(前列左)、DMF080W43(前列中)、DMF070WB(前列右)は美肌補正機能を備える

 同社の企画営業担当によると、最近ではデジタルフォトフレームに名入れとコンテンツ収録を行ない卒業式や結婚式などの記念品とする一括注文も多く、量販店向けの出荷と同程度になっているという。

「GAUDI」シリーズが勢ぞろいのグリーンハウスブース

 グリーンハウスは、PC関連製品および「GAUDI」シリーズなどのデジタルフォトフレームを多数展示。全製品に名入れが可能である旨を強調していた。

 14日発表のカード型デジタルフォトフレーム「GH-DF14」も展示。1.44型128×128ピクセルの液晶ディスプレイを搭載し、本体色「ミラー」は手鏡としても使用できるという。画面外にデザインを施せるスペースを大きくとっているのが特徴。11月上旬に直販価格2,180円で発売する。

 すでに販売中の製品も展示。キーホルダー型を特徴とする「GH-DF15S」は、1.5型128×128ピクセルの液晶ディスプレイを搭載。USBケーブルで充電と画像転送を行ない、最大58枚までの画像を登録できる。デジタル時計の表示も可能。直販価格は1,980円。

 ハート型の交換式フレームを特徴とし、2.4型320×240ピクセルの液晶ディスプレイを搭載する「GHV-DF24HT」は直販価格5,980円。レトロなテレビのようなデザインが特徴の「GHV-DF35TV」は320×240ピクセルの3.5型液晶ディスプレイを搭載し、直販価格6,980円。

上段右が14日発表のGH-DF14。4色の小型フォトフレームはGH-DF15Sの色違い。ハート型はGHV-DF24HT。下段はGHV-DF35TVGH-DF15S(上段左)、GHV-DF7G(上段中)、GHV-DF7S(下段中)、GHV-DF35TV(下段右)。GHV-DF7GおよびGHV-DF7Sは480×234ピクセルの7型ワイド液晶ディスプレイを搭載
展示している全商品に名入れが可能という

プライズ品をノベルティ用途にも

 タイトーは、「USBミニ家電シリーズ」のデジタルフォトフレームなど、プライズマシン向けの製品をノベルティ用途でも展開する。いずれも小型ながらカラー液晶を搭載し、USB端子を備える。

 「液晶カラーフォトフレーム」はバックライト付きのカラー液晶ディスプレイを搭載。具体的な内蔵メモリーの容量は不明だが、70枚の画像を保存できるという。カラビナ付きの「デジタルカラーフォトフレーム」は、注文の際に前面をオリジナル印刷にすることも可能。

 いずれも転送ソフトとUSBケーブルが付属し、PCから画像を転送できる。また、時計やアラームの機能も備える。電源は、液晶カラーフォトフレームが乾電池、デジタルカラーフォトフレームは内蔵充電池を使用する。

スタンド型の液晶カラーフォトフレーム。乾電池で駆動する。高さは5.5cmカラーバリエーションは3色
デジタルカラーフォトフレームは充電池で駆動する1.5型の液晶ディスプレイを搭載。前面の着せ替えが可能

アルティザン&アーティストも出展

 アルティザン&アーティストは、カメラバッグやストラップなどを展示。カメラ好きの社長が自らデザインを手がけるという、使い勝手を重視した造りが特徴。カメラメーカーとのコラボ製品も展示していた。

 展示品は見本のため、実際に販売していないものも含まれる。

前面にスワロフスキークリスタルの装飾を配したACAMカメラバッグを展示ACAMカメラバッグは内部に取り外し式の仕切りを備える
カメラストラップ。ACAMカメラストラップをベースに、スワロフスキークリスタルで名入れが可能というターポリン素材のバッグを三脚に提げて展示。こちらも名入れおよびデザインが可能という
ブースの様子


(本誌:鈴木誠)

2009/10/15 16:08