バンガード、内部を拡張できるカメラバッグ「アップライズ」シリーズ
ガードフォースジャパンは、カメラバッグの新シリーズ「アップライズ」(UP-RISE)を6月中旬に発売した。
従来の同社製カメラからデザインを一新し、使いやすさにこだわったというシリーズ。バックパック、スリングバッグ、ズームバッグ、ショルダーバッグの4カテゴリーで、全10種類をラインナップする。
外観は3種類の素材から成るブラックカラーとし、一部にオレンジ色をあしらった。全モデルで収納するカメラやレンズの大きさに合わせてバッグのマチを拡張できる「エクスパンドシステム」を採用。機材の買い換えなどで、カメラやレンズが大型化した場合などに対応できるとしている。また、取り外して洗えるレインカバーもすべてのモデルに標準装備する。いずれも、内部はオレンジ色となっている。
■バックパック
2気室タイプのバックパック。下段にカメラ機材を収納し、上段には着替えなどを収めることができる。下段のサイドにもフラップ式のフタを設け、機材を素早く取出すことができる。
アップライズ48 | アップライズ45 |
レンズを装着した状態で、中級デジタル一眼レフカメラが収納可能だが、エクスパンドシステムによりバックパックの奥行方向のマチを広げると、EOS-1Ds Mark IIIやD3Xなど高さのあるカメラが収納できるようになる。エクスパンドシステムを使用した場合は、仕切りパッドの一部を拡張したマチ部分に移動でき、クッションとして使用できる。
バッグのサイドには三脚取の取り付けが可能。上部にはハンドルを設けたほか、ファスナーのツマミを覆うカバーも備えた。位置を調整できる補助ベルトも利用可能。背中に接する面は、蒸れを軽減するエアーメッシュを使用した。
背面開きを採用した | サイドのフタからカメラを素早く取り出せる |
・アップライズ48
アップライズシリーズで唯一のノートPC対応モデル。価格は3万円。15.4型までのノートPCが収納可能だが、MacBookProは17型モデルも収納できる。
内寸は300×130×480(上段200、下段265)mm(幅×奥行き×高さ、以下同)。エクスパンドシステム使用時は奥行が190mmになる。PC収納スペースの奥行は30mm。
外寸は350×290×510mm。エクスパンドシステム使用時は奥行が350mmとなる。重量は2,700g。
・アップライズ45
アップライズ48の下位に当たる中型のバックパック。価格は2万3,000円。
内寸は260×130×420(上段160、下段245)mm。エクスパンドシステム使用時の奥行は190mm。
外寸は280×240×470mm。エクスパンド使用時の奥行は300mm。重量は1,610g。
■スリングバッグ
背面と側面に開口部を持つスリングバッグ。内部は2気室で、下段にカメラ機材を、上段に着替えなどを収納する。サイドにダブルファスナー式のフラップを設け、バッグを体の前にスライドさせて素早くカメラを取出すことができる。フラップにはハンドルを取付けることで使いやすさを向上させた。
アップライズ43 | アップライズ34 |
エクスパンドシステムにより奥行方向にマチを広げることが可能で、プロ用デジタル一眼レフカメラや縦位置グリップ付きのカメラも収納可能。背面にはメッシュパッドを採用した。上部にハンドルも備える。
通常の状態では、縦位置グリップ無しのボディに対応する | エキスパンドシステムで拡張したところ。縦位置グリップ付きのボディが収納可能になる |
サイドから機材にアクセス可能。フラップはダブルファスナー式 |
・アップライズ43
スリングバッグの上位モデル。価格は1万8,000円。
内寸は200×130×430(上段165、下段250)mm。エクスパンドシステム使用時の奥行は190mm。外寸は280×220×455mm。エクスパンドシステム使用時の奥行は280mm。重量は1,160g。
・アップライズ34
スリングバッグの小型モデル。価格は1万4,800円。
内寸は180×130×330(上段125、下段190)mm。エクスパンドシステム使用時の奥行は170mm。外寸は260×205×355mm。エクスパンドシステム使用時の奥行は245mm。重量は930g。
■ズームバッグ
レンズを装着した一眼レフカメラをレンズを下側にして収納できるバッグ。3種類を用意する。高さ方向に拡張できるエクスパンドシステムを採用し、より長めのレンズの収納に対応する。拡張したマチ部分には張力が掛からない保護機構を設けている。
アップライズ16Z | アップライズ15Z | アップライズ14Z |
内部にはカメラボディを支えるための穴空きフラップがあり、全長の短いレンズを装着した場合でも、バッグの下側にカメラが落ち込むことがない。カメラを上側に保持できるため、下部の空いたスペースにほかのものを収納できる。
いずれも上部にはハンドルを備えた。ショルダーストラップも付属する。フラップの内側には記録メディアのためのポケットを備えた。
アップライズ16Zに収納できる機材の例 | 同アップライズ15Z | 同アップライズ14Z |
収納例 |
・アップライズ16Z
ズームバッグで最大のモデル。価格は1万3,500円。
内寸は160×160×255mm。エクスパンドシステム使用時の高さは290mm。外寸は195×210×320mm。重量は670g。
・アップライズ15Z
中サイズに当たるズームバッグ。価格は1万円。
内寸は150×115×245mm。エクスパンドシステム使用時の高さは270mm。外寸は185×170×285mm。重量は525g。
・アップライズ14Z
最も小型のズームバッグ。価格は8,000円。
内寸は140×110×160mm。エクスパンドシステム使用時の高さは185mm。外寸は170×160×195mm。重量は420g。
■ショルダーバッグ
ショルダータイプのカメラバッグ。ズームバッグと同様に、高さ方向の拡張に対応したエクスパンドシステムを採用している。ズームバッグと同様に、拡張したマチ部分を保護する機構を備える。また内部には液晶モニター保護のための取外し可能なパッドがあり、液晶モニターにストラップの金具などで傷が付くのを防ぐ。
アップライズ22 | アップライズ18 | アップライズ15 |
上部にはハンドルを備えたほか、フタの内側に記録メディア用のポケットを設けた。また、前面と側面にもポケットが付く。
・アップライズ22
最も大きいタイプのショルダーバッグ。価格は1万1,000円。中仕切りは2枚付属する。
内寸は220×115×165mm。エクスパンドシステム使用時の高さは190mm。外寸は225×185×220mm。重量は600g。
・アップライズ18
ミドルサイズのショルダーバッグ。価格は1万円。付属する中仕切りは1枚。
内寸は180×110×155mm。エクスパンドシステム使用時の高さは180mm。外寸は215×175×200mm。重量は520g。
・アップライズ15
最も小型のショルダーバッグ。価格は8,000円。中仕切りは1枚。
内寸は150×110×135mm。エクスパンドシステム使用時の高さは160mm。外寸は90×165×170mm。重量は420g。
2009/7/29 17:25