ケンコー、レンズユニットが交換できる「レンズベビーミューズ」


レンズベビー(LENSBABY)ミューズ

 ケンコーは、交換レンズ「レンズベビー(LENSBABY)ミューズ」を6月10日に発売した。価格はオープンプライス。実勢価格はダブルグラスレンズタイプが1万9,800円前後、プラスチックレンズタイプが1万2,800円前後。いずれも、EFマウント用、αマウント用、Fマウント用、フォーサーズ用、Kマウント用を用意する。

 従来モデルの「レンズべビー2.0」を「レンズベビーコンポーザー」などと同様のレンズユニット交換式にしたモデル。蛇腹を手で動かして撮影する。ロック機構が無く素早い傾き調整が可能なため、スナップ撮影などに向くとしている。フォーカスは蛇腹の伸縮操作で行なう。

 焦点距離は約50mm、最短撮影距離は46cm。絞りはマグネット式の付け替えディスク方式(F2/2.8/4/5.6/8)。フィルター径は37mm。サイズは57×63.5mm(最大径×全長)、重量約104.9g。

 交換用レンズユニットは、「ダブルグラスオプティック」、「シングルグラスオプティック」、「プラスチックオプティック」、「ピンホール/ゾーンプレート」の4種類をラインナップしている。価格はオープンプライス。実勢価格はダブルグラスのみ1万円前後、それ以外は4,500円前後。

ダブルグラスオプティックシングルグラスオプティック
プラスチックオプティックピンホール/ゾーンプレート

 ダブルグラスは1群2枚で50mm/F2のマルチコートレンズ。シングルグラスは50mm/F2で1群1枚のノンコートレンズ。

  プラスチックは50mm、F2のプラスチックレンズで、ロモやホルガなどトイカメラのようなボケ味や流れの描写ができる。

 ピンホール/ゾーンプレートは、レンズ内の留め具を前後させることで、ピンホールモードとゾーンプレートモードを切替えて使用する50mmのレンズ。ピンホール時はF117、ゾーンプレート時はF19 となり、幻想的でソフトな描写が得られるという。

 レンズベビーシリーズは、光軸をずらすことにより独特のボケや流れを写すことができる交換レンズ。



(本誌:武石修)

2009/6/26 14:26