ペンタックス、「K-7体感トークライブ」を開催


K-7

 ペンタックスは23日、「K-7体感&トークライブ」を東京・秋葉原のUDXギャラリーで開催した。

 21日発表のデジタル一眼レフカメラ「K-7」をユーザーにお披露目するイベント。入場は無料。今後の開催予定は下記の通り。


K-7体感&トークライブ
都市開催日時間会場住所
東京5月24日10時~17時秋葉原UDXギャラリー千代田区外神田4-14-1
札幌6月14日11時~17時ホテルライフォート札幌 ライフォートホールIII札幌市中央区南10条西1
名古屋6月21日11時~17時第二豊田ビル西館 第二豊田ホール名古屋市中村区名駅4-10-27
福岡6月28日11時~17時天神クリスタルビル大ホール福岡市中央区天神4-6-7
仙台7月4日11時~17時せんだいメディアテーク スタジオシアター仙台市青葉区春日町2-1

 東京会場では、K-7のタッチ&トライに加え、写真家によるトークライブやペンタックス社員によるワークショップなどを実施している。発売前の K-7にいち早く触れられるとあって、開場前の朝10時から多くのカメラファンが長蛇の列をなし、それもあってか、開場時間を約30分ほど前倒しするという異例の開催となった。

 なお、当初予定していた大阪会場での開催は、新型インフルエンザの影響により中止となった。そのため、東京会場には関西から訪れたファンもいたとのことだ。ペンタックスによると、大阪での再開のめどは立っていないという。

開場直後から盛況のタッチ&トライコーナー会場の様子

 タッチ&トライコーナーではK-7を実際に手に取って、使用感を試すことができた。申し出れば交換レンズやバッテリーグリップも装着できる。中には持参の交換レンズを装着してファインダーを覗く来場者も見られた。K-7を手に取っての来場者の感想としては、シャッター音の静かさや、本体の小ささ・軽さに驚いたといったものが多かったようだ。

 K-7は、AF、測光センサー、シャッター、ファインダー、液晶モニターなど、主要な装備を一新。新たにライブビュー中のコントラストAFや、動画撮影機能を搭載した。

 AFは従来から装備している位相差AFとコントラストAFの両方を使用可能。どちらのAFもAFボタンで動作する。また、超音波モーター使用の「SDM」機構を搭載するレンズを装着すれば、コントラストAFがさらに滑らかに動作するという。コントラストAFの合焦速度については、専用のレンズを使用しない他社製ボディ並みに感じた。

 動画記録に関しては、記録中のマニュアル露出には非対応。AFも動作しないとのこと。

 ストラップはK20Dに付属した細身のものだが、ストラップの取り付け金具には三角環を採用。金具によるボディの傷つきを防ぐタブも備えていた。

 なお、タッチ&トライコーナーを含む、会場のK-7は最終製品版ではないため、撮影データの持ち帰りは不可。

キットレンズの「DA 18-55mm F3.5-5.6 AL WR」を装着したK-7DA 15mm F4 ED AL Limitedを装着したK-7
側面 
背面新たに動画モードを追加、ダイヤルロックも備える
外部マイク入力端子HDMI端子とアナログ出力端子が見える
バッテリーグリップ「D-BG4」を装着したK-7レリーズボタン周り
D-BG4はグリーンボタンやAFボタンも装備する編集部のK10D(右)と並べたところ
側面 
背面K-7(左)ではバッテリー配置を変更した
新型インフルエンザの流行を受け、カウンターに消毒液を常備していた

 23日のトークライブ会場では、「田中希美男が迫る『K-7の実力』」、「谷口泉が勧める『K-7の活用術』」と銘打ち、両氏によるトークライブを実施。どちらも立ち見が出るほどの盛況となっていた。

 ワークショップスペースでは、ペンタックスの担当者がK-7の機能を紹介するセミナーを行なっていた。現行機種と比べて多くの追加要素を有するK-7について説明した。

 会場に設置されたショーケースでは、K-7のカットモデルやスケルトンモデルに加え、銀塩カメラを含む旧モデルを陳列。その中にはK-7のデザインイメージとなった「PENTAX LX」の姿もあった。

 また、入口付近の壁面には、田中希美男氏、丹地敏明氏、中井精也氏による作品の大判プリントも展示していた。

K-7を「小さな高級車」と例える谷口泉氏ワークショップスペースも盛況。多くの来場者が担当者の説明に聞き入っていた
K-7カットモデルスケルトンモデル。シーリング部のピンクは、実際には黒とのこと
カスタムイメージ、HDR効果、高感度特性などを比較した作例中判デジタルカメラ「645 Digital」の大判プリントも展示


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2009/5/23 20:29