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プロフォト、クリップオンストロボ分野に参入

丸型ヘッド&リチウムイオンバッテリーを採用

プロフォト株式会社は、同社初のクリップオンストロボ「Profoto A1」を発売する。価格はオープン。店頭予想価格は10万円前後の見込み。発売は11月を予定している。

まずはキヤノン用とニコン用がラインナップ。その後、ソニー用も投入される予定。

モノブロックストロボ、ジェネレータ、ストロボヘッドなどを展開するプロフォトの最新モデル。プロフォトでは「世界最小のスタジオライト」と銘打っているが、カメラのホットシューに装着可能な、いわゆるクリップオンストロボの見た目をしている。

使用イメージ

もちろん、ヘッドを動かしてのバウンス発光にも対応する。

リチウムイオンバッテリーや丸型ヘッドを採用

特徴的なのは、電源としてリチウムイオンバッテリーを採用したこと。本体重量はかさむものの、フルパワーで350回の発光が可能。予備バッテリーは1万2,800円で用意される。

ちなみにバッテリーを含む重量は560g。

また、現在のクリップオンストロボとしては珍しい、円形のラウンドヘッドを採用。ヘッドのレンズを工夫したことで「減光部が滑らかで自然な光を作り出す」という。最大出力は76Ws。

同梱のアクセサリーとして、バウンスカード、ドームディフューザーが付属する。用途に合わせ、さらに光を制御することが可能だ。

バウンスカード
ドームディフューザー

背面には「D2 AirTTL」などと同様の操作部を設けている。内蔵するAirTTLリモートの設定もここから可能。対応する他のプロフォト製品をワイヤレスで制御できる。

AirTTLにより、2灯でのライティングもワイヤレスで可能だ。

使用イメージ
使用イメージ

ちなみにヘッドには、発光管とともに、モデリング用のLEDライトが搭載されている。本体向かって右下のライトはAFアシスト用だ。

近年のプロフォト製品と同様、TTLモードとマニュアルモードを切り替えられる。ハイスピードシンクロ(HSS)にも対応。

モーターズーム連動機能も搭載。広角レンズ用にワイドレンズも付属する。ヘッドへはマグネットで装着できる。

外形寸法は108×75×165mm。

ヘッドに装着する専用アクセサリーも用意

残念ながらA1には、B2やD2用に用意された多彩なライトシェーピングツール(アクセサリー)は装着できない。

代わりに、A1専用アクセサリーがラインナップする。ワイドレンズと同様、ヘッドへはマグネットで装着する。

カラーフィルターキット

発光の色味を変化させるカラーフィルターのセット。

1/1 CTO、1/2 CTO、1/3 CTO、1/4 CTO、1/2 プラスグリーンの4枚のフィルターに加え、カラーフィルターホルダー、ハードケースで構成される。

希望小売価格は1万2,800円(税別)

ソフトバウンス

付属のバウンスカードよりも深く、柔らかい光を作り出す。ヘッドを上に向けると自動でポップアップする仕組み。

ドームディフューザーなど、他のA1用ライトシェーピングツールと組み合わせて使える。

希望小売価格は1万8,800円。

本誌:折本幸治