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リコーイメージングスクエア大阪がリニューアルオープン

コミュニティスペースとして生まれ変わる

リコーイメージングスクエア大阪が9月9日、リニューアルオープンした。

リコーイメージングスクエア大阪は、大阪市中央区南船場でサービスセンター業務をメインに稼働していたが、このたび大阪マーチャンダイズマートビル(OMMビル)に移転。今後はサービスセンターだけでなく、ショールーム、セミナールーム、フォトギャラリーの各機能を打ち出すようになる。

所在するOMMビルは、1969年に竣工した大阪でも老舗のビル。京阪天満橋駅と直結しており交通の便もよい。屋上からは大阪城天守閣を見下ろせ、フォトジェニックな歴史的建造物が連なる中之島にも近い。休日にゆっくり過ごすにはうってつけの場所だ。

ショールーム、セミナールーム、フォトギャラリーはシームレスにつながり、開放感にあふれた設計。特にショールームとギャラリーとの一体感は他のメーカーギャラリーにない趣向だ。

ショールームには、現行のペンタックス/リコー製品がすべて揃う。カメラボディやレンズはもちろん、アクセサリーやWeb限定グッズもある。

壁面には写真集やカメラ雑誌が置かれ、自由に手に取ることが可能。椅子に座ってゆったりと過ごしても良いそうだ。ここをイベントスペースとして使うことも想定されている。

ギャラリーで開催されていたのが、吉村和敏さんの写真展「MORNING LIGHT 朝の旅」。「世界の朝」をテーマにした展示で、様々な美しい朝の風景の集大成になっている。9月25日まで開催される。

この展示はリコーイメージングスクエア新宿で行われた同名の写真展の巡回だが、リコーイメージングスクエア大阪は狭かったため、これまでは新宿と同じ規模での展示ができなかったという。リニューアル後は晴れて移転前の3倍の面積に。吉村さんによると、今回は新宿と同じ点数を展示できたという。また、「天井が高くて開放感があるのも良い」とのことだ。

セミナールームもこの施設の特徴のひとつ。完全に扉で仕切ることなく、常に内部を見えるようにするという。こうすることで、カメラに関するセミナーが常に行われていることをアピールする。

近年、カメラメーカーのショールムは、製品の体験や修理の場というより、コミュニティスペースとしての機能を重視している。リコーイメージングスクエア大阪のリニューアルもその流れに沿ったものだ。

リコーイメージング株式会社の高橋忍代表取締役社長は、「写真ファンがふらりと休日に立ち寄り、ゆっくりしてもらう場になってほしい。長く愛されるよう活用の仕方を工夫していきたい」と挨拶の場で語った。

リコーイメージング株式会社代表取締役社長の高橋忍氏(右)

本誌:折本幸治