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RICOH WGシリーズ用の「宙玉レンズ」

玉の大きさを変えるオプションが付属

合同会社ギズモンは、宙玉(そらたま)写真が撮れるレンズフィルター「GIZMON x ZENJIX soratama 55 for WG」を6月29日に発売した。直販価格は税込9,720円。

宙玉写真とは、透明球をレンズ前に取り付けることにより、宙に浮かぶ玉に映る光景を撮影したもの。

本製品は、リコーの「WG-50」「WG-40」「WG-5 GPS」向けのレンズフィルター。宙玉写真の考案者である上原ゼンジ氏が協力し、GIZMONと宙玉の商標をもつZENJIXのコラボ製品となる。

なおWGシリーズは防水カメラであるが、本レンズは水中での撮影はできない。

また、宙玉ユニットとエクステンションチューブ、ステップアップリングがセットになっており、エクステンションチューブを使うことで、筒の長さを5mmの間隔で調節可能。

同社では、10mmのエクステンションチューブを1つのみ取り付け、アスペクト比を1:1に設定して撮影するのをオススメしている。

ちなみに、筒を短くすれば中央の玉が大きくなり、玉の輪郭のボケが強く表現される。逆に、筒を長くすれば玉の輪郭がハッキリするが、四隅にケラれが大きく出るという性質がある。

宙玉ユニットは、光学ガラスのボールレンズとコーティングされたガラス板を使用。金属製の鏡胴には、フレアの発生を抑えるつや消し塗装が施されている。

なお、「GIZMON x ZENJIX soratama 55 for WG」を使用するには、リコーのレンズアダプター「O-LA135」が必要となる。また、撮影モードとして「デジタル顕微鏡」を選択する。

同社によると、利用は自己責任としつつも、37mmのフィルター径を持つ他のカメラにも応用可能だとしている。

外形寸法は50×56mm。重量は約56g。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。