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ニコン、円周魚眼と対角線魚眼で撮れる「AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED」
ニッコール初のフィッシュアイズームレンズ
2017年5月31日 13:21
ニコンは、交換レンズ「AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED」を6月30日に発売する。希望小売価格は税別15万2,500円。
1本のレンズで2種類の魚眼効果が得られる、NIKKOR初のフィッシュアイズームレンズ。FXフォーマット(35mmフルサイズ)時には、ズームのワイド端(8mm)で画角が全周180度の円周魚眼、テレ端(15mm)近傍で対角線方向に180度の対角線魚眼で撮影可能。DXフォーマット(APS-C)時には、ズームのDX指標近傍からテレ端の間で最大180度の対角線魚眼画像が撮影できる。
ズーム全域で絞り開放から撮像範囲全体をシャープに解像し、絞っても安定した高画質が得られるほか、近距離でも周辺解像の低下が少ない優れた描写性能を実現しているという。
最短撮影距離は0.16mで、レンズ先端から約3cmまで被写体に近づける。これにより、最大撮影倍率0.34倍を活かしたダイナミックな構図でのクローズアップ撮影にも対応できる。さらに、非球面レンズ2枚を採用し、絞り開放でも周辺部まで良好な点像再現性を発揮するという。
EDレンズ3枚の採用で倍率色収差を効果的に補正し、画像周辺部での色にじみを抑制。また、太陽が写り込みやすい広い画角ながら、ナノクリスタルコートの効果でゴースト、フレアを抑えたクリアーな画像が得られる。
埃や水滴の侵入を防ぐシーリングが随所に施された防塵・防滴構造に加え、埃や水滴が付着しにくく、付着しても拭き取りが独自のフッ素コートも採用。
レンズキャップとフードが一体で取り外せ、素早い脱着が可能なかぶせ式レンズキャップ「LC-K102」、バヨネットフード「HB-80」のほか、ソフトケース「CL-1218」も付属する。
レンズ構成は13群15枚(EDレンズ3枚、非球面レンズ2枚、ナノクリスタルコートあり、フッ素コートあり)。絞り羽根は7枚。
最短撮影距離は0.16m(ズーム全域)。最大撮影倍率は0.34倍。
外形寸法(最大径×レンズマウント基準面からレンズ先端まで)は約77.5×83mm。重量は約485g。
なお、D2シリーズ、D1シリーズ、D200、D100、D90、D80、D70シリーズ、D60、D50、D40シリーズ、D3000および、フィルム一眼レフカメラには対応していない。