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VR空間で一眼レフを疑似体験する「VR Camera Simulator」が登場

キヤノンの実在カメラを収録 ズーミングやピント合わせなど

VRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」用アプリ「VR Camera Simulator」が登場した。カナダに所在するCanon Innovation Labが無償公開している。

一眼レフカメラのファインダーを疑似再現したアプリ。カメラボディはEOS-1D X、EOS 5D Mark III、EOS 70D、レンズはEF 50mm f/1.4 USM、EF 24-105mm f/4L IS、EF 70-200mm f/2.8 Lが用意されており、組み合わせによってファインダー内の画角やボケ具合が変わる。

カメラを選ぶ画面。APS-C機を選べば、同じレンズでも画角が狭まる

アプリの解説ムービーによると、アプリ内では一般的なカメラ設定(絞り、シャッタースピード、ISO感度)を変更したり、選択レンズによってはズーム操作もできる。オートフォーカスのほかにマニュアルフォーカスも可能で、フォーカシングに伴ってピント位置が前後する様子が見える。

360度視野の中で被写体を探したり、カメラの設定変更ができる
ファインダーを覗いている状態。周りの視野はカットされる
撮影結果のイメージ

撮影シーンは複数用意されている。自由に歩き回ることはできないが、シーン内に立ち位置がいくつか用意されており、360度を見渡して任意にフレーミングできる。