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パナソニック、4K/60p記録になった「GH5」を開発発表

1,800万画素の"6Kフォト"対応 ライカブランドのズームレンズ3本も

パナソニックは、ドイツ・ケルンで9月20日に開幕する「フォトキナ2016」に先駆けて実施したプレスカンファレンスで、ミラーレスカメラ「GH5」を開発発表した。2017年前半に発売予定。

2016年は、同社デジタルカメラの「LUMIX」が15周年を迎えたフォトキナイヤー。そのプレスカンファレンスの中で、初めて4K記録に対応したミラーレスカメラの「GH4」(2014年)に代表される「ハイエンド・ハイブリッドカメラ」の最新フラッグシップとして「GH5」を現在開発中と明らかにした。

GH5は4K 30p記録のGH4を上回る、4K 60p/50pと4K 30pの4:2:2 10-bit記録に対応。具体的な仕様はセンサー有効画素数を含め明らかになっていないが、4Kフォトの800万画素を超える6Kフォトの1,800万画素をカバーしているのが唯一のヒント。動画だけでなく「大伸ばしに耐える静止画画質」もアピールしており、最終的な製品発表を楽しみにしてほしいとアナウンスされた。

GH5の主な特徴
開発中のGH5を手にする、パナソニック株式会社の山根洋介氏

また、GH5と同様に「写真と動画の両方に向く」というライカブランドのマイクロフォーサーズレンズ「LEICA DG VARIO-ELMARIT F2.8-4.0」の3本も発表された。12-60mmの標準ズーム、8-18mmの広角ズーム、50-200mmの望遠ズームをラインナップし、GH5とともにフォトキナ2016のパナソニックブースで展示する。

プレスカンファレンスでは、2020年を見据えた「8K」の話題も。東京オリンピック/パラリンピックのトップスポンサーであるパナソニック。2020年は8K放送と共に"8Kフォト"の時代であり、超高速の画像処理、8K画質のレンズ、グローバルシャッターと広ダイナミックレンジを実現したイメージセンサーによる「3,300万画素・秒60コマ」の記録は、写真の撮影スタイルを一変するだろうと語った。

2020年に向けて
8Kに向けて

同カンファレンスではGH5のほかに、G7とGH4の間を埋めるマイクロフォーサーズ機「G80」、1型センサー+20倍ズームのレンズ一体型モデル「FZ2000」、1インチセンサーの高画質ポケットカメラ「LX15」を発表。こちらも追って概要をお伝えする。

各製品の詳細は、フォトキナ開幕後に実機写真も交えたブースレポートでお伝えしたい。